カミさんとの生活を離脱して一人になってから早7年目に突入いたしました。
一人暮らしは日々是好日といったところで、実に快適に暮らしておりますが、課題として立ちはだかっているのがパンツマネジメントであります。
以前、5月にもこの話題を出したのですが、出張が多い身としては旅先に持って行くパンツの枚数管理がとても大切でありまして、実は9月に台湾出張があった時にはなんと8泊。
それまで私は10枚のパンツを運用していたのですが、8泊となるとちょっと心もとない。
なぜならば、8泊ですから8枚のパンツが必要になるわけでして、さあてどうしよう。
8泊で8枚なんだから10枚あれば足りるじゃないか。
そう思われる方はちょっと軽薄と申しますか、あのね、今1枚穿いているんです。
でもって、出張から帰って来て洗濯をするのですが、その晩、お風呂に入った時に穿き替えるパンツが1枚必要でしょ。
となると、10枚ではその時点でパンツがゼロになるわけです。
わかりますか?
この心細さ。
ということで9月に出張に行く前にパンツを2枚買いまして、運用に組み入れたのです。
さて、ここで問題となるのは古いパンツでして、古いパンツはゴムが緩んできていますからしっくりとこない。
ゴムというのは胴回りのゴムだけでなく、太もも周りのゴムも緩くなっているわけで、太もも周りのゴムが緩くなっているということは、つまり、タマタマの位置がしっくりこないのであります。
多分というか、絶対というか、これは女子には皆目理解できないことでしょうけど、世の男性諸君はわかるよね。
トランクス派の方々はそういうもんだと思っていらっしゃるかもしれませんが、ブリーフ派やボクサーパンツ派の方々はたぶん「うん、うん」とご同意いただける。
つまり、2枚増えて12枚になった我が家のパンツではありますが、できるだけ運用につかないゆるゆる、だぶだぶのパンツが4枚あるわけですから、これを順次廃車にしていかなければならないのです。
さもないと、「いざこと問はん都鳥」、わが思う人はどうしているかなあと気になって会いに行くような、いわゆる勝負がかかっているような事態が発生した場合、その時に古いパンツの運用が回ってくるようなことがあったら多分一大事になるわけで、多分というのは、還暦を過ぎた爺さんにはそういうことはまず考えられないからでありますが、人生というのは塞翁が馬、いつどこでどうなるかはわかりませんから、想定外ではありません。なので、古くなってゴムが伸びたようなパンツについては、順次運用を離脱して廃車にして目の前から消しているのであります。
と、ここまでは順調だったのであります。
さて、実はここには盲点がありました。
先日、久しぶりに法律上の妻の家へ帰りました。
翌日病院だったものですから、帰ったわけです。
で、お風呂に入って、パンツを穿き替える事態が発生しました。
と、その時です。
私の目に飛び込んできたのは、はるか昔に運用を離脱したはずの超古いパンツが本日の交代要員として鎮座していたのであります。
どういうことかというと、めったに家に帰ってこない法律上の旦那というのは、いわゆる年末年始の臨時列車のような存在でありまして、年末年始の臨時列車には昔から使い古した車両があてられるというのは常識であります。
つまり、いつも新しいパンツを運用しているのは静岡での話でありまして、時々帰ってくる千葉のパンツまでは正直申し上げてマネジメントの対象外だったのです。
「ごめんなさいね。こんなパンツしかなくて。」
半分笑いながら古いパンツを差し出すカミさん。
おいおい、パンツぐらい新しいものを用意しておけよ。
と思うものの、彼女の日常から私はすでにOUT OF 眼中なのであることが判明したのであります。
さて、次の日、私は病院。
受付を済ませると、
「鳥塚さん、今日はレントゲンからですね。」
とレントゲン室へ。
案内されてレントゲンの機械の前でレントゲンの先生が、
「では、ズボンを下ろして、そこに横になってください。」
とのたまうではないですか。
そうです。
今日は腰の骨のレントゲンを撮る日だったのです。
しかし、私のパンツは臨時運用のボロパンツ。
でも時すでに遅し。
仕方なく私は言われるままにズボンを下ろしてレントゲン室で横になる。
う~ん、
といろいろ角度を考えているレントゲンの先生。
穿いている私としては、このパンツはゴムがゆるゆるでありますから、多分、横からタマタマもデロリアン状態だということは確実でありまして、で、先生が言うのです。
「はい、ちょっと横向いてください。」
とね。
昔、テレビで芸能人水泳大会という番組がありまして、プールの中で騎馬戦をするコーナーがあって、覚えている方もいらっしゃると思いますが、騎馬戦で戦っているうちに水着が外れてポロリというのがありました。
ポロリとは何かというと、つまりはおっぱいでありまして、昭和の少年としてはいつおっぱいがポロリとなるか、夢中になって画面を注視していた記憶がよみがえってきますが、本日の場合ポロリとなるのはおっぱいではなくてタマタマでありまして、しかも他ならぬ私のタマタマですから、まあ、レントゲン室で横になっている私は紛れもなくまな板の上の鯉なのでありました。
せめてもの救いがレントゲンの先生が男性だったこと。
そうです、この病院のレントゲン室にはなかなかきれいな女性の先生もいるわけでして、その方に当たっていたら私はどうしたらよいのか、考えただけでめまいがするところでした。
さて、病院が終わったあと静岡へ直帰した私ですが、ここで賢明なる読者の方はすでにお気づきでしょう。大きな問題が発生していることを。
その問題というのは何かというと、導入したばかりの新品のパンツが1枚、千葉の家に置き去りになってしまったのであります。
つまり、10枚の新しいパンツが9枚になってしまったのです。
ということで、私は、次に家に帰る時には慎重に運用を考えて、古いパンツを穿いて帰りまして、お風呂に入った後、捕虜になっていた新しいパンツを穿いて帰って来たのでありまして、それ以降、私は自分の家であるにもかかわらず、千葉の家に帰る時は出張に出るのと同じく着替え用の下着を一式カバンに入れて帰るようにしているのであります。
もちろん脱いだパンツはそのまま持ち帰って静岡で洗っていますよ。
と、まぁ、日々是好日の気ままな独り暮らしではありますが、なかなか大変な人生なのであります。
本日はパンツマネジメント「番外編」、ゆる~いお話しでございました。
▼ご参考までに・・・
そろそろ、また、ユニクロ行かないと。

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