サンマの青

先週末に2か月ぶりに千葉の家に帰った不良亭主です。

新潟へ単身赴任したころには毎週末に足しげく帰っていましたが、だんだんと足が遠のくようになってきまして、その原因は観光にあります。
2019年9月に新潟へ行きまして、最初のころは観光とは程遠い感じでしたので、基本的には土日はお仕事がありませんから、「今日はどうやって帰ろうかな」などと思いつつ、毎週金曜日に上越妙高から「はくたか」に乗ったり、当時まだ走っていた超快速に乗って越後湯沢経由で帰ったりと、いろいろやっていましたが、そのうちにコロナになりました。

「2週間以内に県外へ出た人は入店禁止」

などという貼り紙が高田の街中の飲み屋さんに貼り出されるようになって、だんだんと千葉の家から足が遠のくようになりまして、そのうちにレールパークや観光急行などを始めた関係で、基本的に土日もお仕事になりました。
ということで、なかなか自宅に帰ることがなくなりまして、たまに帰ってもカミさんから、
「あら、今日は何か用事がありましたか?」
と言われる始末。

ここ、俺の家だよ。
自分の家に帰るのに用事がなければ帰ってきちゃいけないのか?

と言いたい気持ちをぐっと抑えて猫と戯れていましたが、考えてみれば1回帰ると新幹線代やなんだかんだで3万円近くかかるわけでして、だったらヒトカラでもやっていた方が経済的にも精神的にも健康的にもいいのではと思うようになりました。
そんな時に、我が家に7匹いた猫たちのうち、親分肌のつくねと一番私になついていた天天が鬼籍に入ってしまいまして、静岡生活が始まってからというもの、忙しさを理由にとんと足が遠のいてしまいました。

てなわけで先週末に2か月ぶりにお家へ帰りまして、私の趣味であるスーパーマーケット巡りをしてきましたが、サンマが安くなっていました。

静岡でもこの頃はだいたいこんなもんですが、このお店のサンマは色がよい。

目が澄んでいて体が青いでしょう。
サンマやイワシ、サバ、アジなどは青魚と言われていますが、実は本当に青い色の魚を売っているお店は少なくて、申し訳ないけど新潟にいたころは青魚が弱くて、目が血走った魚が多かったもんですから、ほとんど食べなかったのですが、やっぱり千葉は魚が新鮮ですよ。(新潟も新鮮な魚はありますが、太平洋と日本海では基本的に魚が違うのです。)

新潟で地元の人に、「イワシなんて1パック100円ぐらいで売ってるからね。」と言ったら、「うそでしょう?」と言われたことがありますが、千葉県産のイワシは売ってはいましたが、とても買う気にはなれませんでした。
4尾入って298円ぐらいしてましたからね。

このイワシは小物ですからこれだけ入っていますが、私の第一印象は「ずいぶん高くなったなあ。」

数年前まではこれでだいたい100円ぐらいでしたから、燃料費の高騰でしょうか。

まぁ、イワシは手開きにして処理するなどめんどくさいので、この日はサンマを買ってきまして、「グリルが臭くなる」と言うカミさんを無視して秋の味覚を楽しんだのであります。

サンマは青くなければね。

イワシなどはちょっと緑がかっているのじゃないと、私は生では食べません。

でも、今回スーパーへ行った本当のお目当てはこれです。

ピーナツハニーです。
しかもフジショウのピーナツハニー。

味噌ピーとか、新潟にもありましたし静岡にもありますが、独断と偏見を恐れずに申し上げるとすれば、このフジショウのピーナツハニーが一番うまい。
だから、私はこれしか買いません。
しかも、これなら常温で2か月は持ちますからね。

真空パックのようなものもありますが、量的にはこれで十分でありまして、つまり、これを2か月間大切に、そしておいしくいただいて、なくなったら千葉のお家へ買いに帰るというのが、今の私の帰省パターンなのであります。

「あら、今日はどうしたの? 何か用事でも?」

私の顔を見てそうのたまうカミさんに、

「あぁ、ピーナツ味噌が切れたから買いに来たんだ。」

と申し上げることにしています。

「白鳥(しらとり)は、哀しからずや空の青、海の青にも染まず漂う。」

私自身、千葉にも静岡にも馴染むことなく徘徊しているような人生だなあと、青いサンマを見ながら、スーパーマーケットでそんなことを思った文学青年のなれの果てなのであります。

わかるかなあ?
わかんねえだろうなあ?

今夜の1曲、どうぞ。
わかんねェだろうナ(夕やけこやけ) – YouTube