今日はお墓参りをしてきました。
佐倉のお墓です。

千葉県佐倉市というところは旧住民と新住民が混ざって住んでいるところです。
旧住民というのはもともと佐倉で生まれ育った人たち。新住民というのは佐倉に家を買って東京などへ通っている移住者の人たち。
私の場合は後者なのですが、そういう都会から来たような人たちはちょうど今お盆でして、もともと佐倉に住んでいる人たちは8月の旧盆がお墓参りの時期です。
だから、お墓へ行ってもところどころにお参りしてあるだけで、あとはきっと旧盆にお参りに来るお家なのでしょう。
私は宗教心はありませんが信仰心はありますから、ご先祖様に対してきちんと向き合うことが大切だと子供のころから感じておりまして、ことあるごとにお墓参り行っていることは以前のブログにもよく書いていることですが、ここ佐倉のお墓にはカミさんの両親が眠っています。春のお彼岸の時には来ることができませんでしたので、今日は「新しい仕事になりました。」という報告もかねてのお参りです。


もともとこのお墓を買おうと思ったのは、もうずっと以前になりますが、おじいちゃんが「そろそろお墓を買っておきたいので、新しい霊園ができたから一緒に見に行かないか?」と言われまして、葛飾金町の4男坊のおじいちゃんとしては自分が入る墓が必要だったのです。
そこで、ある日、一緒にこの霊園を見に行ったところ、ちょうど売り出し中のお墓がありまして、C区5列7番とC区5列8番という2区画だったんです。
佐倉でお墓を見に行ったら、C-57とC-58ですからね。
昨日の話ではありませんが、なんという偶然でしょうか。
チャンスの前髪をつかむ主義の私はすぐその場で「おじいちゃん、このお墓買いましょう。」と言って、C-57とC-58の2つのお墓のお金を払ってしまいました。
呆れたのはカミさんで、「なんでそういう買い方をするのですか?」
確かに、お墓ですから安い買い物ではありません。
でも、佐倉の霊園でC-57とC-58ですからね。
当然買うでしょう。
おじいちゃんはニコニコで、おばあちゃんはその頃痴呆が入っていましたが、穏やかな表情でした。
これは良い買い物をしましたよ。
というのも、おじいちゃんというのはカミさんの父親ですが、娘は絶対に墓参りなどしてくれないと思っていましたから、私が「隣も一緒に買いましょう」と言ったことで、うちの5人の子供たちの誰かがお線香を上げに来てくれるだろうと「これで安心したよ。」となったのであります。
そのおじいちゃんとおばあちゃんが今、ここに眠っているわけですから、まぁ、私としてはその時のことを懐かしく思い出すわけでして、こうしてお墓参りに来たのであります。
ところで、写真を見てわかるように、2区画買った墓地ですが私の方には墓石だありません。
まぁ、まだ死ぬつもりはありませんから買っただけでそのままにしているのですが、
「そういえばおじいちゃんもお墓を建ててから10年ぐらいで入ったね。俺もそろそろ墓石のことを考えるかな。」
と言ったところ、カミさん的には墓石を買うなんてことは面白くないらしく、
「私は海に撒いてくださいね。」
と、そういう憎まれ口をたたくのですから、つまりはおじいちゃんが正しかったわけで、親というのはよくわかっているもんだと感心しきりなのでありました。

それから娘に連絡してお昼ご飯を食べましょうということになり、久しぶりにお孫ちゃんの顔を見ました。
この子は柊真くんと言いまして1歳半。
おじいちゃん的には「とーちゃん」と呼ばせていただいております。
「とーちゃん」
「じーちゃん」
顔が虫に刺されたようで少し腫れているのはご愛敬。
まぁ、この顔を見てしまうと当然ですが財布のひもが緩むわけでありまして、娘もニコニコになりました。

ショッピングモールのとある売り場でこんなものを見つけまして、
「ほう」
当然触ってみますよね。
まぁ、よくできてはいるんですけど、でもなんとなく違う。
どう違うかは個人差もあるでしょうけど、でも、やっぱり違うのでありまして、
「え~と」
と、記憶をたどってみても、よく思い出せずに遠い目をするおじいちゃんでございました。
だから言ったでしょ。
私は生涯現役なのでございます。
最近のコメント