普通夜行列車 運転のお知らせ

普通夜行列車って言い方は今の時代には違和感があるでしょうか?

今までは観光急行を使用した夜行急行列車でしたが、これに対して普通列車、つまり各駅停車の夜行列車という意味です。

名付けて「令和の普通夜行列車」

昭和じゃないですよ。

寝台特急ブルートレインや大垣行の夜行列車「ムーンライトながら」ならば皆さんご理解いただけると思いますが、昭和の時代は普通列車にも夜行列車がありました。

国鉄の頃は、国民は基本的に普通列車に乗ってどこへでも行かれるという前提がありまして、特急や急行というのは別に料金がかかりますから、そういう列車はある種特別のものであって、デフォルトとして各駅停車があったわけです。

昭和の時刻表で旅をしてみましょうか。

見ずらい方は拡大して見てくださいね。
赤い矢印で示したところ。
上野を16:15に出る125列車福島行があります。
これに乗ると福島に22:39に到着します。
当時は夜行列車がたくさん走っていましたから、福島駅は24時間対応の駅です。
駅の待合室でしばらく時間をつぶしていると、青森行の列車が発車します。

福島3:06発の521列車です。
この列車に乗って延々と走っていくと、青森到着は14:22です。

青森に到着して青函連絡船に乗り換えます。

17時の連絡船に乗ったとして所要時間は約4時間でしたから函館到着は21時前ですね。

すると函館から43列車という岩見沢行が0:05に発車します。
これが各駅停車の普通夜行列車です。
時刻表には特急北海51号や、急行すずらん6号という優等列車がありますが、その後で普通夜行列車もちゃんと走っていました。

この岩見沢行43列車に乗って行くと、夜通し走り続けて岩見沢には8:37に到着します。

手持ちの時刻表はありませんが、岩見沢から旭川までは普通列車で2時間ほどあれば到着します。
そして、旭川からは321列車が11:22に出ます。
それに乗って宗谷本線を走っていくと稚内には18:59に到着します。

上野を月曜日の16時過ぎに出て、稚内には水曜日の19時に到着するという旅ですが、国鉄の頃は急行や特急という特別の料金を払う列車に乗らなくても、乗車券だけでこうして全国どこでも行くことができる仕組みがあったのです。

そして、この行程で言うと、函館からの旭川行43列車というのが普通夜行列車に当たります。
つまり、こういう名もない列車が普通夜行列車ということですから、今回、2月24日に運転する普通夜行列車も、127系電車を使用した、単なる普通列車が朝まで走り続けるという商品なのであります。(団体臨時列車ですから普通列車であってもお申込みいただかないと乗れません。)

実は私、この普通列車を乗り継ぐ旅というのを青春時代に何度かやったことがありまして、今思えば辛い修行のような旅でしたが、一生の思い出になりますから、トキ鉄でもファンの皆様方にこういう列車にご乗車いただいて、30年、50年経ったときに、「そういえば若いころ乗ったなあ。」と思い出していただければ、鉄道というものが将来につながるだろうと信じて、観光急行の編成が検査で使用できないこの時期に、急行がダメだとしても普通列車があるじゃないか、と思って「夜行やるべ」と山ちゃんに言ったら、こういう商品になったのであります。

ということで、昭和じゃなくて令和ですから127系のロングシート。
ここで寝てください。
寒いかもしれませんので、自分で防寒対策してください。
127系ですからはねうまラインだけですが、直江津-妙高高原間を2往復します。
もしかして、大雪で妙高高原まで上がれなければ直江津-新井間を3往復。
新井もダメだったら直江津-上越妙高間を4往復するかもしれません。
それもダメだったら直江津駅構内で列車ホテルです。

何しろこの時期ですからね。

と、そういうことに価値が見出せる方のみお申し込みください。

観光急行が動かないからって、何もしないわけにはいきませんよね。
赤字の株式会社なんですから。

でも、せっかくやるんだから思い出に残るような列車にしたいじゃないですか。

お申し込みは1月29日正午から。

ご希望の方はお早めにお申し込みください。

ていうか、満席になるかなあ?

ロングシートですから寝やすいとは思いますが、昭和の3段式B寝台は寝台幅52センチでしたけど、それより狭いから落ちないように気を付けてください。

普通列車ですから、温泉チケットもつきませんが、翌日までずっと乗ってることができるように1日乗車券付きです。

さあ、あなたははねうま何往復できるかな?
ジョイントの音を聞いただけで今どこ走ってるかわかるようになれば、トキ鉄検定の受験資格ができますよ。

そんなのないけどね。