新潟にいるとあまりニュースが入ってこないのですが、金曜日の台風による大雨で千葉県の鉄道が大きな被害を受けているようです。
ニュースによると外房線はこんな感じ。
不通区間は誉田-大網間とありましたが、この場所は土気-大網間ですね。
大網から出て土気に向かって急こう配をどんどんと登って行ったところです。
ちょうど崩れて土が露出している部分には昔は旧線の線路が走っていて、トンネルの手前で分岐して林の中へと線路跡が続いているところです。
小学生のころ、勝浦のおばあちゃんのところへの行き帰りに、旧線を走るディーゼル急行の車窓から、新しくできるトンネルの出口を何度も見た記憶がありますので、間違いないと思います。
土気側はすでに埋め立てられて住宅地になっていますので面影は全くないと思いますが、こちら側は知っている人にとったら、面影が残っています。
トンネルが千分の20とか25の急こう配ですから、土気側から入った雨水が勢いよく流れ出てきて築堤を削ったのかもしれません。
こちらは内房線の太海-江見間のようです。
太海を出た列車は大きく右へカーブしてバイパスの下をくぐりトンネルに入りますが、そのあたりでしょうか。
いすみ鉄道も大きな被害が出ているようです。
こちらは私の友人の吉田智和さんが撮影した上総中野-西畑間ですが、築堤が崩壊して線路が宙づりになっています。
道路と並走する区間ですが、道路側から大量の雨水が線路に押し寄せたようです。
10年ほど前から急カーブの区間にはところどころにコンクリート枕木を入れる更新工事をしてきましたが、こんな形でコンクリート枕木が露わになるなんて、悲しいです。
この他にも小湊鉄道さんも数か所で被害が出ているようですが心配です。
大雨で列車の運転を取りやめるというのが最近の傾向ですが、もし走らせていたら巻き込まれていたことになりますから、規定に沿って運休したことは正解だったということになります。
これからどのような形で復旧作業に入るかはわかりませんが、一日も早い運転再開を願っています。
日本海側からですが、何かお手伝いできることがあるといいのですが。
最近のコメント