新しい中国運輸局長さん

広島にある中国運輸局長に7月に就任した益田浩さんをご存じですか?

国交省から出向されて2年前まで新潟県の副知事を務められていた方です。

つまりトキめき鉄道の筆頭株主である新潟県の副知事さんで、トキめき鉄道の取締役でもあった方です。

その方が7月1日付で広島の中国運輸局長さんになられました。

山陽新聞と中国新聞の記事です。

中国運輸局というのは、つまり、今JR西日本が地域に投げかけている存続がこれ以上難しいと言われているローカル線各線を抱えているところです。

そういう大きな問題を抱えた運輸局の局長さんに就任されたわけです。

では、新潟県の副知事さんを退任された後、今日までの2年間何をされていたのかというと、内閣審議官として東京オリンピック・パラリンピックのコロナ対策。
これってすごく厳しいお仕事だったはずです。

そして今度は問題が表面化した芸備線、木次線、山陰線などを抱える中国運輸局長。
実は以前にも北海道庁に出向されていて、その時はふるさと銀河線の廃線に直面した経験をお持ちの方なので、新潟県の副知事さん時代にもトキめき鉄道の取締役として、何とかこの鉄道を将来にわたって残していくことに一生懸命努力されたのですが、私から見ると常に厳しい環境に直面している地域のお仕事をされている方でありまして、国は、こういう方を難しい問題を抱えているところに送り出すんだなあと、とても強く感じるのであります。

その理由はやはり人望かもしれません。

実は、先日訪ねた北海道庁の友人の中にもかつて益田さんと一緒に仕事をした人が何人もいて、益田さんは今でも時々北海道を訪ねては彼らとコミュニケーションを取られているというお話を聞いていますし、こちら新潟でも、今でも皆さん懇意にされていて、広島へ行かれる前、先月までは月一のペースで新潟を訪問して、皆さんと情報交換をされていらっしゃるのです。

そういう方は人望があるんですよ。
房総半島に足を向けない私とは大違い。(笑)

そして、国はそういう方を厳しい状況の所へアサインして仕事をさせるものなんです。

先日お話しした日本航空の人事部長だった友人と同じですね。

ということで、中国地方の皆様、頼もしい助っ人が赴任しましたよ。
でも、あなた任せでは何も進みません。自分たちで何とかするという姿勢で取り組んでいただければ、そういうところは、しっかりとサポートしていただけるはずです。

益田さんのユニークなところを1つご紹介します。

それはアイドル好き。

NGT推しなのですが、広島へ行ったら広島のアイドルも開拓されると思います。
国交省というところは観光という側面から地域を活性化するという仕事もありますから、そういう点に関してはアイドルはとても有効なツールです。
広島ではどんなお仕事をされるか、とても楽しみであります。

もっと新潟に残っていただきたかったんですけど、新潟県も改革で副知事さんのポストを減らしてしまいましたので、あとは私たちが頑張るということで、中国地方の皆さん、益田局長さんをどうぞよろしくお願いいたします。