輝く 未来 きっとある

先週末16・17日の土日にはレールパークのD51縁日と観光急行列車に乗りました。

その時私は青いハッピを着ていまして、レールパークや観光急行の車内で、「なぜ吉都線なんですか?」と声を掛けられました。

吉都線。

読めますか?

きっと線です。

宮崎県の南部を走るJRのローカル線。
吉松と都城を結ぶ路線だから吉都線です。


▲銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」の主演?女優、池上恵さんと。

なぜ、私が吉都線のハッピを着ていたかというと、私は吉都線を応援しているからです。

自分が他の地域のイベントに参加をするときには、当然トキめき鉄道のTシャツやハッピを着ますけど、本拠地ですから他のスタッフがみんな着ているわけでして、だから私は自分が応援する吉都線のハッピを着たのであります。

では、なぜ私が吉都線を応援しているかというと、もちろん風光明媚で歴史がある素敵なローカル線だからということはありますが、地域住民の皆様方が一生懸命吉都線を応援しているからなのです。

3セクならともかく、JRの路線ですからね。
そのJRの路線を地元の人たちが一生懸命応援しているんです。

なぜなら大切だからです。
ご多分に漏れず、大人になったら乗る機会はなかなかありません。
でも、地域のシンボルとして大切に思っていて、地域ぐるみで応援している。
そういう地域であれば、私はもちろん応援する。
いや、したくなるのです。

だから私はバスや車は使わずに、皆さんが待っている吉都線に宮崎空港から南宮崎で乗り換えて、都城で乗り換えて、夜も更けた時間に小林駅に降り立ちます。
すると、この歓迎です。
このお二人は地元のクリニック事務長さんと議員さんですよ。
そういう社会的地位のある方々が率先して吉都線を応援しているのですから、私も応援しなければなりませんよね。

応援団の大懇親会。
数年前ですからコロナのずっと前。
南九州ですからね。
飲め飲め! です。

手前で焼酎の一升瓶を持っているのが私。
その隣、中央に座っているワイシャツ姿の方はえびの市の村岡市長さんです。

そう、こうやって集まって、飲んだら汽車ですからね。
最終列車に間に合うようにお開きです。

全国のローカル線を歩いていると、いろいろな地域がありますが、大きく二つに分かれます。

1つは、自分たちのことは自分たちでやるという地域。
もう1つは、何とかしてくれ、という依存型の地域。

自分たちでやってもどうにもならないかもしれないけれど、助けを求める前にまず自分たちのことは自分たちでやるということが、私は基本だと思います。

この吉都線もそうですが、指宿枕崎線も同じです。
3セクじゃなくてJRなんですが、大人の事情は置いといて、地域の皆様方が行政も一緒になって、鉄道を盛り上げる運動をしている。

私は、そういう活動は尊いと思います。
だから、一緒にやりましょうと応援したくなる。

だから、鉄道の日を記念した今回のイベントでは、吉都線のハッピを着たのであります。

吉都線。

もう読めますよね。

きっと線です。

ここでこうしてご紹介することで、1人でも多くの方が吉都線を読めるようになって、知っていただければ、私が応援している甲斐があるというものです。

「明るい未来がきっとある。」

明るい未来を頭の中で描けないようでは、明るい未来など来ませんからね。

そういえば、1年行ってないなあ。小林駅。
そろそろ行きたくなってきたぞ。