かねてよりご案内申し上げておりました413・455系国鉄形急行列車車両の第一回目の試運転が本日無事に終了しました。
自分でやっといて自分で「祝」と言うのもなんですが、大きなプロジェクトが軌道に乗って大変うれしいので「祝」ということをお許しください。
いすみ鉄道時代から私を応援してくれている友人が、この電車に合わせて制作した特製のヘッドマークを持ってきてくれまして取り付けました。
もちろん、大変な手間がかかっていますので制作費用はお支払いさせていただきますが、お金を払えば何でも手に入る世の中とは言え、お金では買えないとてもありがたい気持ちを、今後皆様方と分かち合える喜びでいっぱいです。
どうです?
カッコイイでしょう。
このヘッドマーク、いろいろ表示できるのですが本日は走行開始後のお楽しみということで白地で行きます。
直江津駅のホームに入線すると6月の平日というのに多分仕事をズル休みしてきたのでしょうか。
10数名のファンの皆様が待ち構えていました。
このお二人は特製のサボを持参したということで「差していいですか?」
今日は試運転ですから特別ですよ。
本運転が始まりましたらこういうサービスはありませんが、初日にいらしていただいたので特別サービス。
皆さんうれしいんですよね。
試運転というのは基本的には乗務員の手順の確認や慣熟のために行うのですが、電車の中に変なものを持ち込んでいる人が居ました。
先日、関山駅へ線路の石を拾いに付き合ってくれた山ちゃんです。
山ちゃん、何やってるの? と聞きましたら、
「車内販売のカートの試運転です。」との答えが。
確かに車内販売やったことないですから、連結部分をどうやったら上手に乗り越えることができるか、試行錯誤しているようです。
「山ちゃん、貸してみな。こうやるんだよ。」
と私。
実は私、昭和51年に上野の営業所で車内販売のアルバイトをしていたのです。
だからカートの扱いはお手の物。
当時は181系電車というのがあって、あれが連結面に大きな段差があって大変苦労したことがパァッと思い出すから不思議ですね。
直江津から糸魚川を往復して今度は妙高高原にやって来ると駅構内にはたくさんの人だかりが。
そうです。ちょうどしなの鉄道さんから115系電車が到着しておりまして、期せずして国鉄形車両の共演と相成りました。
よかったですねえ。
いいもの見れて。
ここまではヘッドマークは白地できましたが、帰り道の高田でしばらく停車時間がありましたのでこのヘッドマークを掲示してみました。
そして、高田-直江津間の一走りはコレで。
でも、後ろ側のヘッドマークですからね。
皆さん、気が付くかなあ。
最近の皆さんは正面から向かってくる列車を予定していたポジションでシャッターを切ると、皆さんすぐに下を向いて撮影画像の確認に入ります。
でも、そういう人には気が付かないいたずらです。
見えますか?
沿線でカメラを構えていた人が慌てて振り向いてこちらを狙っている姿が。
ボーッとしてるようだとシャッターチャンスを逃しますよ。
と、これがトキ鉄流のサプライズサービスでございます。
直江津に戻ってきた急行電車です。
そう、この車両はトキ鉄では花形の急行列車になるのです。
昨日の試運転は不発に終わりましたが、今日はお天気も良くて何より。
皆さん、会社をズル休みして来た甲斐がありましたね。
私は思うのです。
この色の電車が、風光明媚なこの地域で走っているって、良いよなあって。
こういう場所があるだけで、なんだか幸せになれると思います。
そう、鉄道は夢と希望を乗せて走っているんです。
だから、鉄道で夢と希望をもらった皆さんは、もっと優しくなって、周りの多くの人々を幸せにする使命があるのです。
いい写真を撮って、「日本は良いよなあ。」と思っていただくことも、今のコロナ禍の時代には大切な皆様方の使命だと私は思います。
本日沿線にお越しくださいました皆様、ありがとうございました。
トキ鉄の観光急行列車は7月4日、運転開始です。
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