オリンピックのお爺さんの発言が尾を引いていますね。
お爺さんとしては、はっきりとした信念があるのでしょう。
あの年齢からではもう変わらないと思います。
じゃあ、お爺さんそのものを変えろというご意見も多いようですが、そんな事よりもオリンピックを何とか開催しようと努力している人たちを応援しなければならないのではないでしょうか。
世の中にはいろいろな人が居るのは当然ですが、一般の人が、一生懸命頑張っている人の粗探しをして、「それ見たことか。」というような風潮は私は好きではありません。
だったらその人がやってみればよいのですが、世の常として、そういう粗探しばかりして批判をするのが趣味のような人には、あなたやってみなさいというお話は来ませんから、つまり、そういう人はそれだけのものだということになります。
政治の世界でもそんな感じだと思いますが、今の時点で私はそういうことを云々するのではなくて、オリンピックに向けて頑張っている人たちのことは素直に応援するべきだと思うからです。
私はスポーツのことは詳しくありませんが、アスリートがその実力を発揮するためには、実行委員会の人たちはもちろん、アスリートを支える表には出てこないたくさんの皆様方の努力の積み重ねがあるはずです。
例えば寮や合宿所で選手たちに力をつけてもらおうと毎日毎日食事を作っているおばさんたちといった名もない人たちがたくさんいらして、そういう皆さんの努力の集大成の上に選手たちが活躍するオリンピックがあるのです。
スポーツって何だろうかという議論はしたくありませんが、記録を競うのはもちろんですが、私たちは自分の限界に挑戦して、あるいはチャンスを見逃さずに得点につなげるような、そういうプレーを見て大きな感動をもらっています。
夢や希望もスポーツからもらっています。
つまり、アスリートやそれを支援する皆様方が、私たちに大きな感動や夢や希望を持たせてくれている。
それがスポーツというものであり、その集大成がオリンピックであって、アスリートをはじめ、彼らを支える関係者の皆さんはそのオリンピックに夢と希望をもって、日々頑張っていらっしゃる。
そういうことを考えると、お爺さんが何かたわけたぐらいで、「オリンピックなんかやめちまえ」的な発言はしてはいけないと思います。
私たちに夢と希望と感動を与えてくれる選手たちが、一生懸命夢と希望を持って頑張ってきているのですから。
というのが昨今のニュースを見ている私の個人的感想です。
こんな時期ですから、殺伐とした気持ちになるのはわかります。
誰かに責任を押し付けて、誰かをつるし上げたい気持ちもわかります。
でも、少なくとも私はスポーツ選手から何度も大きな感動をもらっていますし、子供のころから夢に向かって努力する姿を見て、私自身も頑張ってきました。
だから、そういう彼らに対して、この先の見えない時期こそ、くじけずに頑張ってほしいと思いますし、オリンピックを支える関係者の皆様方も、とても難しい中、日々取り組んでいらっしゃるのですから、そういう人たちは応援しなければならないのではないでしょうか。
そのうえで、時期が来たらしかるべき立場の方が判断すればよろしいのであって、今の段階で私たちが感情に任せて「オリンピックなんかやめてしまえ!」的なことを言うのはよしておいた方が、お里が知られずに済むと思うのであります。
アスリート、パラアスリートの皆様、関係者の皆様、そして日々、アスリートを支える活動をしてくれている大勢の皆様に、夢に向かって頑張っていただきたいと思います。
そして、そういう姿が私たちに感動と夢と希望をもたらしてくれるのですから、私たちも一生懸命応援していきたいと考えています。
最近のコメント