当然ですが、見切り発車です。

2月1日から春以降の雪月花の予約を開始しました。

当然ですが、見切り発車です。
緊急事態宣言が延長される決定をする前でしたが、我々としては動きださなければお客様を獲得できません。

2月中は「レストラン雪月花」として沿線自治体にお住いの皆様限定で運転いたしますが、追加設定した27、28日は昨日の発売とほぼ同時に「完売」となりました。

お申込みいただきました皆様、ありがとうございました。

そして3月以降のご予約状況です。


3月の予約状況


4月の予約状況


5月の予約状況

こちらもありがたいことに好調で、3月のはじめを除くとほぼ埋まってきています。

皆さん、お出かけしたいというお気持ちがおありなのだと思います。
今後のコロナの状況がどうなるかはわかりませんが、私たちとしては回復期の需要をしっかりと取りに行かなければならないのです。

昨年の「Go to トラベルキャンペーン」はいろいろ言われました。
感染拡大はGo Toが原因だとか、確たる証拠もないのにそういう話ばかりが広がりました。
皆さん感情的になるのはよくわかります。
ただ、Go Toは地方にとっては本当にありがたいものでした。

そのエビデンスがこちらです。

≪雪月花 対前年比運行実績≫
8月 0
9月 44.2%
10月 131.0%
11月 128.9%
12月 140.3%
1月 0

雪月花は10月~12月の3か月間は、営業部が夏からいろいろ仕込んでいた企画や増発で対前年比を大きく上回っています。

≪トキ鉄定期外利用者 対前年比≫
4月 19.1%
5月 19.4%
6月 40.8%
7月 46.0%
8月 38.8%
9月 51.8%
10月 57.0%
11月 55.0%
12月 48.1%

定期外乗客というのは1回1回切符を買って乗っていただけるお客様のことですが、車社会の地域では1回1回切符を買って乗っていただける方というのは、出張客や観光客のことで、トキ鉄の場合は新幹線から接続するお客様と考えてもよいと思います。
つまり、都会からのお客様ということになりますが、4月5月は対前年比ほぼ2割。
6月から持ち直しましたが8月で再度落ち込み、9月から12月でかなり回復しました。
でも、1月は大雪で1週間も列車が運休しましたので、ほぼ3割以下にまで落ち込んでいます。

こう考えると、9~12月までにある程度売り上げが上がって、キャッシュフロー的には一息つくことができたことがわかります。
観光というのは地域の総合力だと言われていますから、トキ鉄がお客様が増えたということは、地域の観光事業者の皆様も同様に増えたと考えられます。

こうして考えると「Go To」は地方にとっては本当にありがたかったということなのです。

何しろ、一息つけるということは、逆に考えると、春から今までずっと息継ぎができなければ息絶えている事業者さんもいるということで、私たち田舎の事業者というのは、今、次の息継ぎがいつできるかを探しているわけで、つまりは春に向けて見切り発車をしてでも予約を取りに行く必要があるということなのです。

コロナがいつ終息するかどうかはわかりませんが、少しでも兆しが見えてきたら、すかさず取りに行かなければなりませんから、今は足踏みをしていますが、その足踏みはいつでもすぐにスタートダッシュできるようにという準備の足踏みなのです。

都会の皆様も足踏みをしていると思いますが、スタートできる時期になったらお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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