今日は「ろくもん」に乗りました。

昨日群馬県の安中市で副市長さんや観光課の方々、そして地元の経営者の皆様方との会合に出席しまして本日はその帰り道。
新幹線で帰るだけでは味気ないのでしなの鉄道さんに乗って帰ろうと思いました。

列車の時刻を調べていると観光列車「ろくもん」がちょうどよい時間に走っているではありませんか。
ということで、昨日安中へ向かう新幹線の中でネットから「ろくもん」を予約しました。

しなの鉄道の観光列車「ろくもん」はお食事つきのコースが有名ですが、思い立っての前日予約ですからお食事つきのコースは無理無理。
3両編成の電車のうちの2両がお食事つきのコースですが、1両は指定席券を購入すれば乗車できるコースでしたので、そちらに乗車しました。

今日は東京方面でも雪が降ったようですが、うっすらと雪が積もった軽井沢を出発です。

こんな素敵な車内。
1人で乗るにはもったいない体験です。

なにしろお食事のサービスがない指定席コースは、乗車券のほかに1000円ほどの指定席料金で乗車できるのですから長野へ行く時には軽井沢で新幹線を降りて「ろくもん」に乗り継いだ方が鉄道の旅を楽しめるというもの。この座席がネットで予約できて、当日発車前に駅窓口で受付するだけで乗車できるのですからトキ鉄も見習わなければなりませんね。

お供いただいたアテンダントさんは私のブログの愛読者という山岸さん。
こういうイケメンを乗せているところが流石です。
長野県のブランド化の上手さには感心します。

列車は景色のよいポイントでいったん停車。
本当ならここで浅間山が見えるのでしょうけど、本日はあいにく姿を見せてくれませんでした。

すると、すかさず山岸さんがやって来て、「晴れていたらこのように見えます。」と写真を見せてくれました。

きれいな浅間山の雄姿。
これ、大事ですよ。
いくら説明されたってわかりませんが、こうして見せていただければ実にわかりやすい。
観光というのは今の時代はわかりやすさが問われているのであります。

列車の中では車内販売で地元のお酒をいただきまして・・・

お料理が出ないコースですので発車前に購入しておいたおぎのやさんの「鳥もも弁当」をいただきました。

その車内販売も生産者が見える商品の品揃え。
これも大事ですねえ。
ここでしかできない体験ですから。

途中の田中駅では台湾国鉄の田中駅との姉妹駅締結をしたコーナーがありました。
そういえばいすみ鉄道が姉妹鉄道締結した集集線の始発駅はこの田中駅のすぐ隣の二水駅。
台湾国鉄の田中駅には大多喜町の手作り甲冑会の皆様方が贈呈した甲冑が飾ってあったはずですが、その後どうなっているのでしょうか。

途中1か所あるトンネルでは列車が徐行運転。
「夜汽車の雰囲気をお楽しみください。」というアナウンスがありましたが、考えましたねえ。

途中駅の上田や戸倉では長時間停車があってホームで記念撮影タイムや地元特産品のお土産の販売などもあり、全く飽きさせません。
演出が上手だなあと感心しました。

感心と言えば私が一番感心したのがこのシーン。
屋代駅での積み込み作業です。

午後便の列車のお料理は屋代駅の2分停車の間に積み込まれていましたが、2分停車の間に乗務員さんや駅員さんが皆さん総出で積みこんでいました。
ワンチームですねえ。
手作り感があってとても温かみがある光景でした。

本日の「ろくもん」はお料理のコースは7~8割の乗車率でしたので、なかなかの人気列車ということがわかりました。

お世話になりました皆様、どうもありがとうございました。

ということで私は長野から北しなの線に乗り換えて妙高高原接続で高田に戻りましたが、妙高高原駅はこんな感じで外国人であふれておりました。

いやいやどうして、大したもんだと思いませんか。
もっともこの妙高高原駅は共同使用駅扱いになっていなくてトキ鉄の駅になっているのですが、ほとんどのお客様は長野乗り換えでしなの鉄道でやってきますからトキ鉄の収入にはならないという構造になっています。
まあ、こういう大人の事情があるのですが、そういう話はとりあえず置いといて、こんな真冬でもたくさんお客様にいらしていただいているというありがたい現象がしなの鉄道さんとトキ鉄に見られるのであります。

町中に雪はありませんが山にはしっかり降っていますのでスキー場はたくさんのお客様で賑わっております。

皆様どうぞ妙高、赤倉へお越しください。