AI時代の教育

「鳥塚さん、これからAIの時代になったら、医者と看護師のどちらの職業が生き残れると思いますか?」
こう聞かれたのは一部上場企業サイボウズの青野慶久社長さんです。

「そりゃあ看護師さんじゃないですか?」

「そうなんですよ。例えばCT画像の診断などはAIにやらせた方がはるかに正確になります。人間が知識や経験を切り売りする時代はもう終わりなんですよ。」

「でも、患者さんには感情がありますから、AIでは対応できない。」

「そうですね。弁護士さんとか、いわゆる士業はもう仕事にならない時代がすぐそこまで来ています。」


サイボウズの青野社長さんと。

「そういう時代には、5科目皆80点取れるような学生は要らないんです。何か、一点に尖っている人物がこれからの時代を切り開いていく。でも、日本の教育は全くできていませんね。」

「はい、私はもう子育てが終盤に来ていますが、上の子3人には一生懸命勉強させて、有名大学の付属高校へ入れて、そのまま大学まで卒業させましたが、結局ただのサラリーマンです。何だか面白くない人間が出来上がっちゃった。だから下の2人は好き勝手にさせているんです。」

そんな会話をさせていただいたのは有楽町のよみうりホールの舞台裏の楽屋。

本日はこんな会合でパネラーとしてパネルディスカッションに参加させていただきました。

サイボウズの青野社長さんは3人で立ち上げた会社を10年で上場させたそうで、すごいなあ。
私のいすみ鉄道での9年はなんだったんだろう。
いやいや、向かっている方向性が違いますから、私はいすみ鉄道で人生の一部を過ごせて幸せだったと感謝しています。
まだまだ道半ばですから、青野社長さんのお言葉を借りて、尖がっていきましょう。

同席させていただいたメンバーは学校教育のプロフェッショナルの生重幸恵先生と、作家の中澤日菜子先生。

本日もいろいろ勉強させていただきました。

関係者の皆様、本日はありがとうございました。