初夢 妄想特急

キハ52クラウドファンディングには元日からたくさんの御支援をいただきましてありがとうございます。

 

皆様方のご支援のおかげで初日に45%が達成!

企画立案者としては予想以上に反響をいただきまして少々戸惑い気味でございます。

この分ならキハ30の再塗装とキハ52の全般検査も行けるかなあ、などと大きな夢を勝手に描いてしまいそうな、そんな気がしておりますが、そうですよね、夢は大きく描かないといけません。

描けないような夢、イメージできないような夢は将来実現することはあり得ませんから。

ということは、しっかりと夢を描けて、しっかりと将来をイメージできれば、実現できる可能性が出てくるということです。

 

だったら好き勝手に夢を見ましょうよ。

 

ということで、好き勝手な夢を描いてみましょう。

これが私の初夢でございます。

 

タイトル:「JR北海道の観光列車を作る」

 

観光列車はいろいろ分類できますが、列車の種類には大きく分けて3つのタイプがあります。

 

1:豪華専用列車

ななつ星、瑞風、四季島などの超豪華列車で、クルーズトレインと呼ばれる専用車両。富裕層と呼ばれる一部の人たちだけの乗り物で、一般の人には高嶺の花の列車です。

 

2:特別車両

超豪華列車まではいかないけれど、団体専用列車のような車両を使用して、貸切列車として走るタイプ。

乗車するには乗車券や特急券ではなくて、旅行商品を購入する形で乗るタイプの列車。

いすみ鉄道のレストラン列車などもこのタイプ。

 

3:時刻表に載っている誰でも乗れる列車

時刻表に載っていて、乗車券、指定席券、あるいはグリーン券などを駅で購入すればだれでも乗れる列車。他の列車と違うのは車内で各種イベントや記念グッズなどの販売が行なわれて、観光的要素が強い列車。

SL「やまぐち号」や九州の「いぶたま」「A列車」などがこのタイプ。

いすみ鉄道のキハもレストランとして運行していないキハ52などはこの中に入ると考えます。

 

また、列車には目的で分けると2つに分けられると考えます。

 

A:目的地へ行くために乗る列車。

列車に乗るということは目的地へ行くために乗るものです。

東京から大阪へ行くとか名古屋へ行くとか、移動手段として利用します。

交通機関ですから、そういうものですね。

 

B:乗ることそのものが目的の列車。

これに対して、観光列車というのはどこへ行くかはあまり関係なく、その列車に乗ることそのものが目的となるような列車。

ななつ星などの超豪華列車も数日間かけて回遊するだけで基本的には目的地へ行くために乗る列車ではありません。

観光列車というのは目的地へ行くために乗るのではなくて、乗ることそのものが目的の列車です。

 

列車というのを、1~3、AとBに分けて考えた場合、北海道の観光列車というものはどうあるべきか。

ここのところを整理してみましょう。

 

まず、列車の種類から言うと、JR北海道では1のクルーズトレインと呼ばれる超豪華列車は不要だと思います。

なにしろ経営危機で、明日をも知れぬ状況で、多額の税金を投入してもらっている会社が、一部の富裕層だけのために走るような豪華な車両はおかしいでしょうね。

だとすると2と3の両方の性質を持つ車両になるでしょう。

一部の車両は旅行商品に組み込んで車内でお食事を楽しんだり、エンターテイメントがある。また、一部の車両は乗車券や特急券、グリーン券を買えば乗れるような、1つの編成で2つの目的を持った列車が良いでしょう。

 

また、北海道という土地の広さを考えると、乗ることそのものが目的である観光列車とはいえ、やはり移動手段であるということも大切な要素になります。まして、これから外国人観光客をどんどん迎え入れようという時代です。道内の列車には今でも外国人観光客がたくさん乗っていて混雑している状況です。今後、もっと増えるとすれば、外国人観光客のために地元の人たちが列車に乗れない状況というのが発生します。そうならないために、外国人観光客を観光列車に誘導する必要が出てきます。つまり、上記のAとBの両方の要素を持った列車であるべきということです。

 

さて、旅行商品としておいしい食事が楽しめるような車両とみどりの窓口で指定券を買えれば乗れる車両とを連結し、乗ることそのものが目的ではあるけれど、移動手段としてもきちんと使命を果たせる列車。

一体どんな列車に乗るのでしょうか。

 

初夢は続いていきますよ。