今昔物語

今は昔・・・

昭和の時代の東京に小学生がおりました。

日曜日になるとカメラを持って電車の写真を撮りに出かけて、お小遣いはすべて電車の写真を撮ることに使っていました。

 

荷物電車です。

茶色い旧型電車。

京浜東北線の川口駅です。

昭和47年、小学校6年生のころに撮った1枚です。

 

実は今日、川口の青木信用金庫の清水理事長さんとお話をさせていただいた時に、理事長さんは品川のご出身で昭和47年に青木信用金庫さんに入社されたとお聞きしまして、「川口は変わりましたね。」というお話になりました。

「私が会社に入った時は、寂しい感じの駅前だったけど、今はすごくなりました。」と理事長さん。

 

確か、そのころ川口駅で撮った写真があったなあと思って、帰ってきてHDの中を見たら出てきたのがこの1枚です。

 

「駅前にビール工場がありましたね。」と私が申し上げると、「そうそう、あのビルが建っているあたりです。」とニコニコ顔でおっしゃられましたが、この写真の右側に貨物が止まっているのがビール工場の出荷線でしょうか。

 

103系の京浜東北線と485系の特急です。

 

 

これが今日の同じ場所。

何となく面影があるような。

 

写真を拡大してみると、

 

 

川口駅と書かれた入口の形や跨線橋の窓の配列が一緒ですね。

 

特急「やまびこ」

東北新幹線ができる前の上野ー盛岡間の特急列車です。

 

これが本日です。

電車の後ろに見えるマンションが同じですね。

線路の向こうは当時工場の敷地だったようですが、今では緑地になっています。

当時の川口は鋳物工場をはじめたくさんの工場がありましたが、今ではマンションが立ち並ぶ住宅地へと変貌を遂げています。

 

かれこれ45年ですか。

昔知っている場所へ行くのはわくわくしますね。

 

しょうもないことかもしれませんが、私にとっては楽しい楽しい小さな旅でございます。

 

本日お世話になりました青木信用金庫の清水理事長様はじめ、川口の皆様、楽しい機会を与えていただきましてありがとうございました。

 

 

いやはや、それにしても川口はすごい街になっておりますね。(2018年6月撮影)