今日10月14日は鉄道の日でした。
私が子どものころは鉄道記念日と言っていましたが、1872年(明治5年)に新橋ー横浜間に初めて鉄道が開業した日とされています。
ということで鉄道記念日は「国鉄の記念日」として長年認識されてきましたが、国鉄からJRになって「JRの記念日ってのはおかしいのではないか?」という議論があったかどうかはわかりませんが、「鉄道の日」と名前を変えて、私鉄各社や第3セクター鉄道も参加するようになって、各地でいろいろなイベントが行われるようになりました。
先週は日比谷公園で毎年恒例のイベントがありましたが、今週も各地で様々なイベントが行われたようです。
そんな中、私がいつもすごいなあと思うのは各社の応援団の皆様の活動。
いすみ鉄道の応援団の皆様方は、昨日もご案内しましたように基本的には地元沿線で様々な活動をしていただいておりますが、例えば秋田の由利高原鉄道の応援団の皆様方は、東京、名古屋、大阪、福岡などに支部があるようで、各地のイベントにその支部の皆様方がたくさんお手伝いに来てくれます。
先週の日比谷公園でのイベント。春田社長を囲むのは皆さん東京の応援団の方々。
昨日今日の平成筑豊鉄道のイベント。
福岡県のイベントに秋田の由利高原鉄道が参加しています。
これができるのも、地元に応援団の方々がいらっしゃるからです。
(大阪支部の比良岡さんのFBページから。)
比良岡さんは昨日大阪から駆け付けられたようです。
田舎の鉄道会社がイベントに参加するのは、もちろん物販を行って売り上げを上げるのが目的です。
でも、遠方まで出かけて行くと経費倒れになりかねません。
そういう時に現地に応援団の皆様方がいて、お手伝いにいらしていただけると、鉄道会社からは一人スタッフを出すか、あるいは商品だけをお送りして応援団の方々が販売してくれるなんてこともありますから、とてもありがたいですね。
これができるのが、多分、県人会などがある地域だと思います。
千葉県は東京や大阪に県人会がありませんから、団結力という点では秋田県にはかないません。
春田社長がうらやましいなあと思うのがこの点ですね。
ところで、なぜ千葉県の県人会がないのか。
それは、東京の隣ですから、就職で東京にやって来ても、お休みごとに帰れますからね。
秋田だと、東京に出てくるときは皆さん相当覚悟を決めてこられると思いますし、やたらに帰ることができない。
だから、こちらに出てきた人同士で、力を合わせて頑張りましょうという気になるのだと思います。
そして、そのために励ましあったり集ったりするのが県人会なんだと思います。
当時はみんな夜行列車に一晩揺られてやって来ていましたから、ふるさとが遠かったんですね。
でも、今の時代は新幹線も高速バスも飛行機もありますから、秋田でも青森でもサッと行くことができます。
昔に比べたらずいぶん田舎が近くなりましたから、東京や大阪に出てくるってことが昔ほどハードルが高いことでもないのかもしれません。
ただ、やっぱり、地元の鉄道が東京に来るってのはうれしいものだと思います。
そういう地域のつながりを一番よく表しているのが鉄道なんだと思います。
イベントでご活躍いただきました皆様、お疲れ様でございました。
あと4年で鉄道開業150周年。
これからも鉄道が日本人に身近であってほしいと思います。
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