記録するということ。

子供のころからカメラを持って塾へ行っていた私。

写真を真剣に勉強したわけではなく40年以上の歳月が流れてしまいましたので、撮った写真は「作品」ではなくて、単なる日常の景色ですが、それでも、その時の一瞬はその時でしか撮れない1コマですから、年月が経ってみると、「へえ」っと思うものですね。

 

 

私のふるさとの駅、東武東上線の大山です。

上は1974年、下は今年。

 

上の写真は準急の森林公園行7800形でしょうか。

 

池袋から帰ってきて、大山で電車を降りましたが、乗ってきた電車が次の中板橋で通過待ちの電車。

池袋を出るときに準急ホームに停まっていたのが7800だったので、少しだけ待って、やってきたところを写しました。

 

毎日この駅を利用している人たちから見たら、変わらない日常かもしれませんが、やっぱり結構大きく変わっているものです。

 

 

 

こちらは池袋駅の俯瞰。

上が1973年、下が今年。

当時、10階以上の高い建物で上まで無料で上がれるところはほとんどなく、東武百貨店が増築改装で15階建てになりましたので、うちの近くで一番高いところから見られる景色でした。

「ブランデート東武」という名前で、かなり人気が出ましたね。

今年、入院している母親においしいものを食べさせようと、実に久しぶりにこの場所を訪ねました。

ほぼ同じ角度ですが、撮影した階数は昔の方が後1~2階上だったようですね。

 

変わらないようで、ずいぶん変貌しているのがわかります。

 

最近では、さよなら列車とかで、罵声大会になっているような話を良く聞きますが、若い人たちは、誰でも撮れるような写真を人ごみをかき分けて撮るようなことはせずに、一歩引いて撮ってみるのはいかがでしょうか。

 

20年後、あるいは30年後の将来を見据えて、今から撮影しておくのも面白いかもしれません。

そういうものの見方をしておくと、きっと人とは違った角度から発想できる人間になるのではないでしょうか。

 

 

1973年4月 木原線 上総中野。

全部、当時中学生だった私が撮影した写真です。

 

あれから40年が経過してしまいましたので、私には20年後、30年後は多分ありませんが、若い皆様方にしてみたら、今のいすみ鉄道を写しておくと将来の楽しみができると思います。

今後、沿線や駅がどう変わるか。

時間をかけてじっくり記録するのも、ライフワークとしては面白いと思いませんか。

 

写真を撮って記録するということは、時空を超えた大いなる「遊び」なんですよね。