このところ心配なことがあります。
飛行機のトラブルが多いことです。
大韓が羽田で擱座したとおもったら、ハワイの飛行機が続き、そして今度はシンガポール。
危機一髪で着陸できたけど、なんだかすごくやばそうでした。
こういうことが連続するのは太陽の黒点運動が活発になったのか、それとも星のめぐりあわせか知りませんが、過去にもたくさんあって、大きな事故につながっているケースも存在しています。
未来を予測することはできないかもしれませんが、未知を既知とすることはできるわけで、交通事業者としては、「空のことだから」と他人事で済ませるにはあまりにも心配です。
いすみ鉄道では、大先輩である前北越急行社長であり現安全の語りべの大熊大先生から「鳥さん、安全教育は社長自身で年に1度、全職員に講義をしなければだめだぞ。」とご指導をいただいておりますので、「ヒヤリハット」の原則に従って、今年も5月に自社養成乗務員全員にそれぞれ1時間半の安全講習を行いましたが、それだけでは不十分ですから、やはり業務改善チームを近日中に発足させようと考えています。
その理由は、念願の運転士になって3年もすると、初心を忘れてしまって、「うっかり」が出てくる危険性があるからなんです。
うちの乗務員は、長い社会人経験を経て、どうしても運転士になりたかった人の集まりですから、職業に対するモラル意識が高く、適当な仕事をしている人などいないのですが、そういう理想論ではなくて、人間というのはのど元過ぎれば何とか、という、そういう生き物ですから、そういう生き物であるということを前提として対策を立てていかなければなりませんし、言ってもわからない人間は、それなりのペナルティーが必要な状況も考えなければならないでしょう。
という社長自身も就任から丸7年が経過し、8年目に入るわけですから、油断できません。
気を引き締めていかなければならないと、自分自身に言い聞かせています。
もっとも、乗務の前夜に寄港地で泥酔して警察官を殴ってしまうようなことは論外ですがね。
わが人生、そこいらじゅうが他山の石でございます。
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