いすみ鉄道の一週間

昨日は一週間のお客様をご紹介いたしましたが、本日は10月11日から本日までのいすみ鉄道の一週間を、上総中野の渡辺新悟さんの写真でご紹介させていただきましょう。
10月11日
先週の日曜日、「みんなでしあわせになるまつり in 夷隅」の日



草刈りを終えた線路の脇の道をボンネットバスが走りました。
この日のために草刈りをしていただいた皆様、ありがとうございました。
新型のキハ20もすっかり景色に溶け込んでいます。
(写真はすべてクリックすると大きくなります。)
10月12日



たわわに実った柿の木が沿線各所に。
国吉駅のキハ3つ並びがすごい。
10月13日




この日は連休明けの火曜日。つまり平日。
キハ20の導入で平日の普通の日でもこの光景が見られるようになりました。
沿線で草刈りをしていただいた住民の方に、どうしてムーミン列車にしないでこの色にしたのかと聞かれました。
ムーミン列車が4両で、1両が昭和のキハ(もどき)。
その理由は、こういう景色を土休日だけでなくて毎日見ることができるようにです。
国鉄時代のこの色は、田舎の景色にとても似合うと思いませんか?
10月14日




この日は鉄道記念日。
イベントはどこの鉄道会社も休日に行いましたので、ひっそりとしていましたが、レストランの臨時運転日のため、キハ52+キハ28の2両編成が走りました。
新型車両キハ20は黄色いムーミン列車と連結して走ることもできますので、使い勝手がとても良いのです。
10月15日



このところお天気の変化が早くなっているようです。
晴れてたと思ったら急に雲が出てきたり。
大多喜駅ではキハ20が夕方からの出区に向けてスタンバイ。
日中はムーミン列車オンリーの日でした。
10月16日




ムーミンが前に付いたり、キハが前に付いたり。
ムーミンが1両で来たり、キハが1両できたり。
今度は何が来るかなあ。
平日でもなんだか楽しいですよね。
10月17日



昨日はあいにくの雨。
雨の日のお楽しみは「雨の日スペシャル」
いすみ鉄道の急行列車は、土曜日が「夷隅」で日曜日が「そと房」が基本ですが、雨の日はその日の乗務員が好きなヘッドマークを取り付けて走ります。
その理由は、いすみ鉄道のような日帰り観光地は、雨が降るとお客さんに来てもらえなくなるから。
だから、雨が降ると特別なヘッドマークを付けて走るのです。
そうすると、雨の日は皆さん沿線でカメラを構えてスタンバイする光景が見られるのです。
ということで昨日の雨の日スペシャルは「房総の休日」。
国鉄時代に快速として運転された列車ですから、このヘッドマークを付けたのは朝の100D「快速」だけ。
写せた人はラッキーでしたね。
10月18日



そして本日。
朝のうちは雲が多かったですが、お昼前から晴れ渡りました。
いすみ鉄道スタッフの室井さんが、ヘッドマークを誇らしげにキハ28がホームに入ってくる姿を見て、「これは文化遺産ですよ。本当に素晴らしい。」とため息をつくようにポツリとつぶやきましたが、私も本当にそう思います。
そして、キハ28やキハ52はもちろんですが、いすみ鉄道が走る沿線風景そのものが、素晴らしい価値があると私たちは考えています。
もうそろそろ、そういう価値を共有できる時代が来ても良いと私は思います。
渡辺新悟さんの活動は、そういう意味でも本当に敬意を表したいと思います。
新悟さん、今週も一週間ありがとうございました。
いすみ鉄道って、素敵なところだと、私は毎日通っていて、そう思います。