NHK 「ラジオ深夜便」

このブログではお知らせしていませんでしたが、実は昨日10月14日の早朝、NHKラジオの「ラジオ深夜便」に出演させていただきました。(もちろん録音です。)
午前4時から5時までの「明日へのことば」というコーナーで、約40分ほどお話をさせていただきました。
インターネットを見ていたらこの「明日へのことば」というブログがありまして、トークの内容が詳細に記載されていますので、ご興味がある方はご覧ください。
今回のラジオ出演は大多喜で録音した内容を放送していただいたものですが、意外にもたくさんの方から「ラジオ聞きましたよ。」「良かったですねえ。」というありがたいお言葉をいただきました。
昨日は会社にもたくさんのお電話をいただき、とてもご好評をいただいたのですが、電話応対をしてくれた総務の岩瀬さんがニコニコしながら、「社長、まったく別の皆様方に聞いていただきましたね。今までのお客様じゃない方々ですよ。」と言ってくれました。
つまり、どういうことかというと、ラジオを聞いていただいて、お電話をかけてきていただいた方というのは、ほとんどがインターネットを使われない世代の方々のようで、このブログを読んでいただいている皆様方は、私の考えや主張、いすみ鉄道で行っているいろいろな取り組みを理解していただいてると思いますが、そういうメッセージが届かない世代の方々へも、今回のラジオ放送を通じて私のメッセージが届いたということなんです。
午前4時から5時までのラジオ番組。
これは、まったく私たちネット人間が苦手とする時間帯とツールでありますが、早く起きてお仕事をしながらラジオを聞いていらっしゃる方々もたくさんいらして、そういう方々がラジオの内容に共感していただいたようで、私はとてもうれしくなりました。
観光というのは、今の時代、情報戦略です。
「情報を制する者が観光を制する。」というのは観光業界の常識です。
ではその情報を伝達する手段というのは何かというと、経費と速達性を考えると、どうしてもインターネットになってしまいます。
例えば、パンフレットを印刷して配布するようなスタイルの情報伝達では、印刷費、人件費、そして時間がかかります。
新聞などに広告やお知らせを載せるにも経費と時間がかかります。
だから、私はそのような政策は今までほとんどとってきませんでした。
でも、今回のことで、情報やメッセージが届かないエリアがあって、そのエリアにも住人がいるということが理解できました。
広告宣伝費はなかなかかけられませんが、今までは気づかなかったような分野にもチャレンジする意義はあるのだということが良くわかりました。
そのツールとなってくれたのが、今回はラジオだったのです。
では、それがなぜ実現できたかと考えると、私は基本的には「いただいたお話は断らずにお受けする。」ことをポリシーとしていますから、怪しい話は別としても、自分にとって未知の部分に対するチャレンジは常にしていかなければならないとあらためて考える次第です。
早朝からラジオ深夜便をお聴きいただきました皆様、ありがとうございました。
えっ? 私ですか?
私はちょうどその時間帯、京都の白河というところで夢中になって船を漕いでおりました。
(笑)