素晴らしい人に出会いました。

 なんだかんだで今自宅に戻りました。
でも、今日は大きな収穫と言いますか、すばらしい出会いがありました。
37歳の青年で、鉄道会社の土木関係の職員の方なんですが、実にさわやかで潔い。
彼の年頃だと、いろいろ会社でも大変だと思うのですが、お話をお聞きすると確かに会社では大変で、それも人間関係。
もともと理系だから、仕事は好きなんだけど、人間関係がどうもうまく行かない。
そこへ持ってきて、春に移動があって、評判の悪い、どちらかというと皆に嫌われている人間が上司になったらしいんです。
「いやだなあ。」と思ってたけれど、考え方を変えてみた。
「あの人も大変なんだろうなあ。」とか、
「かわいそうな状況にあるのかもしれない。」とか、考えて接してみたらしいんです。
それも、毎日一貫してそうやって彼に接してみたら、全然嫌な人間じゃないことに気付いたというのです。
へんな宗教の話じゃありませんよ。
私の息子の一人は、「右の頬を打たれたら、左の頬を差し出しなさい。」の学校へ7年間も通ったけど、全然効果なく、ごくごく普通のおじさんになってしまった。
なぜならば、かくいう私自身が37歳の時には、会社の中で先輩のおじさんに向かって、「なんで俺より仕事しないのに、給料だけは高いんだ!」などと叫んでいましたから、そう考えると、今日出会った37歳の青年は、実にすばらしい。
そして、彼のような若い人が、世の中には確実に増えてきているのではないだろうかと感じるのです。
前にも言ったけど、私たちの世代は偏差値世代だから、簡単に言うと「奪い合う世代」。
「横取りする」世代なんです。
隣の席の学友よりも良い成績をとって、良い学校へ行って、良い会社へ入ることが人生の幸せだと思っていた。
でも、今の若い人たちは、だんだんと変わってきていて、私たちおじさん世代に比べたら、確実に人として成長している人が多くなってきているんですね。
それは、なぜかと言えば、社会全体が豊かになってきたからかもしれないし、情報が色々なところにも行き渡るようになったからかもしれない。
だから、私は、そういう時代の若い人に向かって、「最近の若いやつらは」という言葉は、使うべきではないんじゃないかと、いつも考えてしまいます。
それだけ、最近の若い人の中には、まともな人が増えてきていると思います。
もちろん、どうしようもない人間もいることはいるけれど、そういう馬鹿はいつの時代にもある一定の割合で存在するのが世の常ですから、私は、若い人たちに、これからの世の中を歩くにあたっての案内人のような存在にならなくてはいけないと、本日彼に出会ってそう思いました。
先日、私の地元の佐倉青年会議所の皆様方の前でお話をさせていただく機会がありましたが、自分がやってきたとこを振り返るとき、今の若い人たちは物事が良くわかっていて、ちゃんとしているなあと感心する50オヤジなのであります。
相手に対して、「どうして俺のことを理解してくれないんだ。」じゃだめなんですよね。
「私がこんなに愛してるのに、彼はわかってくれない。」と言っているのと同じですから。
自分がどう変わるか。
これなんですよね。
人間、年齢じゃないんです。
若くても立派な人はいるし、年だけ食ってて馬鹿もたくさんいますから。
これ以上言うと、今日彼に出会えた意味がなくなりますから今夜はこの辺で。
佐倉青年会議所のFACEBOOKページは こちら です。
【本日の外房線】

▲新宿わかしお


▲快速ブルーオーシャン

▲鵜原臨海学校臨(略してリンリン?)
撮影は古谷彰浩さん。
古谷さん、暑い中ありがとうございました。
現代版房総海水浴臨。
45年前まではC57,C58でしたが、房総の夏季臨は健在といった感じで嬉しいです。
貴重な記録になりますね。