台湾国鉄集集線との乗車券交流 スタート

本日より、台湾国鉄集集線といすみ鉄道との乗車券交流を開始しました。

[:up:] 本日の朝日新聞千葉版に掲載された乗車券交流の記事です。
この乗車券交流というのは、台湾国鉄集集線の使用済み1日乗車券をお持ちいただいたお客様へ、いすみ鉄道の1日フリー乗車券を無料で差し上げるもので、つまりは台湾国鉄集集線に1日乗車券で乗車すると、姉妹鉄道提携しているいすみ鉄道にもご乗車できますという企画です。
交換した集集線の1日乗車券は「交換済」のスタンプを押して返却いたします。
いすみ鉄道の乗車券は集集線の1日乗車券をお持ちいただいたご本人がご使用するためのものですので、1人で何枚も引き換えたり、人に頼まれて引き換えに来たなどということに対応するものではありません。
いすみ鉄道のご乗車日は基本的には引き換え当日となりますが、ご希望があれば翌日などにもご利用は可能です。ただし、ご利用日空欄でのお渡しはできません。
この乗車券引換は、台湾側も同じ対応となります。
現地でいすみ鉄道の使用済み1日フリー乗車券(正規券※)をご提示されると、集集線の1日フリー乗車券が無料でもらえます。
台湾側でも、基本的にはご乗車されるご本人のご利用に限りますので、現地では引換の際にパスポートが必要になります。また、台湾国鉄の窓口では引き換えの際にいすみ鉄道の1日フリー乗車券は回収されます。
詳細につきましては、いすみ鉄道のホームページ または 台湾国鉄のホームページにてご確認ください。

[:up:] 集集線の1日乗車券と交換するいすみ鉄道の1日フリー乗車券(大人用、子供用)
※ この場合、正規券というのは正規料金にてご購入されたもので、上記の無償交換用の1日フリー乗車券のような無償券は交換対象となりません。

[:up:] 昨年11月、姉妹鉄道締結記念に日本の鉄道ファンの皆様と訪ねた集集線。
このようなお金にもならないことをどうしてやらなければならないのか?
いすみ鉄道関係者や役所の職員の中にはそういう意見を持っている人もいるようですが、国際交流というのはまず草の根のようなところから始めるものであって、最初から狼煙を上げて大々的にやるようなものではありません。
本来ならば、いすみ鉄道のような零細企業がやるべきことではないかもしれませんが、田舎の町の観光課や観光協会のようなところが、いくらお願いしても相手は門戸を開いてくれるものではないと思うようなところを、いすみ鉄道が代表して開拓したわけで、鉄道というのはたとえローカル線であっても、地域がどうやって使って活性化につなげていくかということの良い例になると考えて行っているものなのです。
とにかく草の根外交のスタートラインということなんですね。
ということで、このいすみ鉄道1日フリー乗車券は、台湾国鉄集集線の1日フリー乗車券がないと手に入らない代物ですから、お金では買えない貴重な乗車券です。
皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。
※引き換え方法の詳細につきましては、いすみ鉄道のホームページ、リンク、PDFをよくお読みくださいますようお願いいたします。