5月17日に運転の夜行列車ですが、昨日夜8時に販売開始したところ、わずか1時間足らずで完売、満席となりました。
お申込みいただきました皆様、ありがとうございました。
夜8時の発売と同時にアクセスが殺到したため、JTBのサイトがパンク状態となり、一時つながらなくなる状況になったようですが、ご不便をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。
いすみ鉄道の旅行商品で、それも、同じ区間を夜出て朝まで行ったり来たりする「夜行列車」のような商品にそれほど予約が殺到することなど、おそらくJTBは想定外でしたでしょうから無理もないことと思いますが、私としてはやはり、「夜行列車に乗ってみたいという需要は存在するんだ。」ということがはっきりわかりました。
まして寝台ではなく座席車ですから、ここにもまたお金が落ちていたということなんですね。
さて、そんな予約が殺到していることも知らず、私は昨夜は出雲大社の門前で仲間としこたま飲んで、最後は涙を流して大笑いをしたのですが、一夜明けて今日は昨日に引き続きとても良い天気で、朝からたくさんのお客様にお越しいただきました。
そして先日来ご案内いたしておりました出雲大社の例祭も午前11時過ぎより予定通り行われ無事に終了いたしました。
出雲大社の境内には地元の方が振る舞いをするテントと、その隣にいすみ鉄道がテーブルを出して台紙付記念入場券を発売しました。
10時から12時までの2時間で、神社の境内で75枚の入場券が売れましたから、一人で数枚買われる方がいたとしても、買われない人もいるわけですから、50人以上の方が出雲大社にお参りに来ていただいたことになりますね。
ふだんは無人でシーンとしている境内に、こんなにたくさんの皆様がいらしていただいたことは地元の皆様方も大変喜んでいます。
地元に皆様方に代わりまして御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
ところで、今日発売した台紙付の記念入場券ですが、入場券ですから1枚170円です。
いすみ鉄道がチーフの室井さんと課長と、そして私まで来て入場券を販売して1枚170円のビジネスをやっていることに地元の方はとても驚かれていました。
「そんなんでは儲からないでしょう。」と心配してくれたんです。
でも、私たちは出雲大社の神様を利用して儲けようとたくらんでいるわけじゃないんです。
前にも書きましたが、出雲大社の神様のご利益でいすみ鉄道はここまで奇跡的な復活を遂げたと私は思っていますから、その神様のご利益を皆様方に知っていただいて、一人でも多くの観光客に参拝してもらって、お賽銭も増えて、地元も潤うようになれば、お社の修繕もできるようになるだろうし、そうすれば、いすみ鉄道が頂いたご利益に感謝して神様にお礼をすることができるんではないか。
そう考えて、今年から出雲大社のプロデュースをさせていただいているのです。
ところが、観光客がお参りできる参道があるわけではなく、お土産になるようなものも急には作れませんから、いすみ鉄道が台紙付の入場券を発売して小さなお土産にしてもらおうということで、だったら、ふだんから個人的にもお付き合いがある一畑電車さんとコラボして、二つの出雲大社が一つに結びつくような、そんな企画にしようということなんですね。
だから、大社様で儲けようという魂胆じゃなくて、いすみ鉄道に乗ってきていただければうちはそれでよいわけで、車で来たとしてもお土産を買ってくれて、この入場券を買っていただければそれで「よし」なんです。
あとは、地元の皆様方が、どうやってこのお客様を自分たちの商売に結び付けるかということが求められるわけで、それが、「お金が落ちているのを見つけて自分で拾うこと」なんです。
本日お参りいただきました皆様方にたくさんのご利益がありますように。
そして、昔からこの神社を守っていただいている地元の皆様方にもたくさんのご利益がもたらされますように。
これが本日、私が神様にお願いしたことです。
GOOD LUCK TO ALL OF YOU !
今日も国吉駅にはたくさんのお客様がお越しくださいました。
駅から出雲大社までの案内図は私の手書き。
予算がないものですから、自分でササッと地図を描いてみました。
今日の出雲大社境内。
隣の国吉神社の若手の神主さんが一生懸命管理してくれていますが、ご迷惑をおかけしないように、参拝のお客様を増やして、管理や修繕費を賄えるようになるのが私が出雲大社をプロデュースする目的なんです。
国吉駅は今日も若いカップルや女性グループ、そして家族連れでにぎわいました。
原っぱでみんなでお弁当を食べる。
それが皆さんの思い出になる。
そうすれば、国吉やいすみ鉄道を故郷に思ってくれる人がどんどん増えてくる。
いすみ鉄道が都会の皆様にとっても「大切な思い出のローカル線」になる。
これが、掛須団長率いる応援団と、いすみ鉄道が目指している世界なんですね。
いかがですか?
来週あたり、ふらりといらしてみませんか?
いすみ鉄道でお待ちしております。
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