ポッポの丘に新しい仲間が加わりました。

ポッポの丘(千葉県いすみ市)に新しい仲間が加わり、先週からリニューアルオープンしています。

新しく仲間入りしたクハ103-525(右)とクモニ83006(左)です。

クハ103-525は国鉄通勤型電車の最大勢力を誇った形式の一つで昭和41年製。
ヘッドライト等、一部改造されていますが、ほぼ原形に近い姿を残していることが特徴です。

クモニ83006は荷物用電車。
昭和の国鉄では荷物や郵便を列車で輸送していましたが、このクモニという形式は旅客列車の先頭や最後部に連結されて、新聞などを運んでいました。
荷物電車というのはそのほとんどが改造車両でしたが、もともとの種車となったのは終戦直後に製造された63型と呼ばれる茶色い木造電車の流れをくむ72系電車で、足回りを利用して車体を更新し、運転席を取り付けるという大改造の後に誕生した電車がこのクモニ83006。
走らせたら良い音を響かせるんだろうなあと思う電車です。

ということで、この2両が新しくポッポの丘に仲間入りしました。

徐々に修復作業などを行っていくとのことです。

しばらくコロナで休園していたポッポの丘ですが、休園中にしっかりと仕込みをしていたということですね。

これだけたくさんの車両を展示保存しているポッポの丘ですから、維持管理にもずいぶんと予算が必要なようで、再開後は入園料として車1台1000円、オートバイ1台500円程度の入園料をいただくことになったようです。
そりゃそうですよね。

皆様ぜひ応援をよろしくお願いいたします。

先週11日のオープン初日にはこんなにたくさんのお客様で賑わっていたようです。

詳細につきましては ポッポの丘のホームページ をご確認ください。

広い園内、半日充分にお楽しみいただけます。
そして、行きと帰りにはいすみ鉄道の応援団の皆様方がおもてなしをする国吉駅にもお立ち寄りください。

今日は房総の観光地、ポッポの丘のご案内でした。