【列車による全線再開のお知らせ】
いすみ鉄道では12月28日(土)に発生した脱線事故により、多くの皆様にご不便・ご迷惑・そしてご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
当面の間、バスによる代行輸送をご案内しておりましたが、本日1月9日(木)の下記列車より全線での列車による運転を再開いたします。
いすみ鉄道は今後も列車の安全運転を第一に努力してまいりますので、これからもご利用そしてご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。
なお、列車の運転再開に伴い、いすみ鉄道では再発防止の観点から、独自の事故調査を行い、対策を立ててまいります。
詳細につきましては、別途公表させていただきます。
運行再開列車
下り:大原駅12時59分発 上総中野行き 普通列車 第19D列車
(大多喜駅13時31分発、総元駅13時43分発)
上り:上総中野駅14時00分発 大原行き 普通列車 第20D列車
列車の遅れ見込について
当面の間、事故現場付近では列車の徐行運転を行います。
これにより、下り列車の上総中野駅到着時刻が1分程度遅くなる場合がございますのであらかじめご承知おきください。
再発防止のための対策
事故原因については現在運輸安全委員会が調査中でありますが、いすみ鉄道として鉄道総合技術研究所に調査を依頼し、会社としての原因の把握と対応策を検討中です。
鉄道総合技術研究所からのアドバイスを頂戴するまでの間、次のような対策を実施いたします。
1:事故現場のカーブ付近で全列車時速15キロの徐行運転を行います。
2:事故現場付近に脱線防止レールを今年度中に敷設します。
3:いすみ鉄道線全線のカーブ及び本線上分岐器の緊急点検を1月中に実施します。
4:半径250メートル以下の曲線部分および緩和曲線部分に脱線防止レールを次年度以降敷設します。
上記1~4の対策を実施いたしますが、脱線防止レールの設置にはある程度の時間を要することから、事故現場につきましてはそれまでの間、時速15キロでの徐行運転を継続いたします。
なお、事故原因につきましては現時点では推定の域を出ませんが、運輸安全委員会の報告書が通常数カ月から数年かかることを考慮しますと、輸送の安全が第一使命の鉄道事業者として、運転再開にあたり事故の再発防止という観点から、疑わしい部分を一つずつ消去してまいります。
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