今日は友達のヒロシ君とカズユキ君と東京に遠足に行きました。
東京のあるところにローカル線の信号機があるというので、3人で探検に行ったのです。
カズユキ君は海辺の町で生まれ育ったのに、一番好きな電車は小田急線だというので、「じゃあ、小田急線に乗ろう。」といって、新宿に行きました。
新宿駅で山手線の電車を降りると、反対側の線路に「緑の山手線」が入ってきました。
ヒロシ君が、
「この編成は1つしかないから、見逃したら次は1時間後だよ。」
というので、カメラを出してパチリ。
駅も人が多いので、「すごい人だなあ。」と見ていると、カズユキ君が
「あんまりキョロキョロするなよ。」と言います。
「どうして?」って聞くと、
「あんまりキョロキョロしていると、田舎もんだってことがわかってしまうから。」
そう言います。
カズユキ君は小さい時からお父さんにそう教わってきたようで、東京へ来たらさりげない顔をしていないといけないらしい。
海辺の町の子供たちは、みんな親からそう教わってきたそうです。
僕は、東京育ちだけど、子供のころからキョロキョロといろいろなものを見ずにはいられなかったし、今日も山手線の電車が恵比寿を出て渋谷へさしかかるときに、東横線の線路を一生懸命見てしまいました。
そうやってキョロキョロ見ながら歩いていると、あったあった、ありました。
ローカル線の信号機が東京のど真ん中にありました。
「すごいなあ。」
「こんなに大切に保存されている。」
「こういうの、国吉駅のキハ30の横に建てたいね。」
3人で、「いい物を見つけたね」と言いながら帰り道は京王線に乗って新宿へ。
僕がいつも乗り降りしていたメイダイマエという駅が、すっかりきれいになって、周りに高いビルがいっぱい立っているのを見て、驚いていると、ヒロシ君が
「せっかく東京に来たんだから、ちょっと寄り道してから帰るね。」
というので、カズユキ君と2人で帰ってきました。
いろいろな電車の前で得意そうな顔をするカズユキ君。
海辺の町の子供が東京の電車に乗ると、こういう顔をするのです。
僕は東京育ちだから、恥ずかしくて電車の前でいっしょに写真なんか撮れませんから。
今日は1日で小田急線と京王線と京浜急行と、3つも私鉄電車に乗って、とっても充実した1日でした。
ところで、京王線の桜上水駅から12分で新宿に出て、山手線で品川へきて、京浜急行に乗り換えて羽田空港までちょうど1時間。
羽田空港に車を停めておいたので、羽田空港からアクアラインを通って大多喜町まで、ちょうど1時間。
大多喜って羽田空港から桜上水に行くのと同じ時間で帰ってこれたのが、一番びっくりしました。
高速道路がもっとできたら、東京の会社に勤めている人でも、大多喜に住んで、会社に通えるようになると思います。
そうすれば、おいしい食べ物を食べて、いい環境のところで、毎日いすみ鉄道を見ながら暮らすことができるのです。
皆さん、大多喜はとっても近いところですから、今度遊びに来てくださいね。
いすみ鉄道が羽田空港から観光バスを走らせてくれるようですから。
最近のコメント