国鉄形ディーゼルカー 今後の運転計画

いすみ鉄道では、キハ28の導入に伴い、国鉄形車両での運転を次のように計画しています。
大まかな計画ですので、私の頭の中にある「案」ということでご理解ください。
9月~12月は土休日を中心にキハ52を1両で運転します。
10月中旬にキハ28がいすみ鉄道に到着します。
到着の時点では、キハ28は車体の塗装を終え、車両機器関係および台車の検査を終了しています。
大多喜に到着後、動力関係の検査に入ります。
この動力関係の検査が順調に進めば、12月中旬に試運転が可能となります。
動力関係の検査でトラブルが発見されれば、その時点で対策を考えることになります。
エンジン、トルクコンバーターなどの動力関係部品は解体車両から部品取り用として一式確保してありますので、その部品を使って修繕することになりますが、資金の関係で、状況によっては時間がかかることが考えられます。
10月中旬以降、キハ28のイベントは次のようになります。
第1回イベント(日時未定)
車両オーナー様向けご招待イベント。
第2回イベント(日時未定)
車両オーナー様、サポーター様向けイベント。
第1回及び第2回イベントはそれぞれ、対象となる車両オーナー様、サポーター様へ、10月初旬ごろいすみ鉄道からメールにてお知らせいたします。
キハ28の大多喜への搬入につきましては混乱を防ぐため公表いたしませんが、車両オーナー様へのみお知らせいたします。
第3回イベント(10月下旬ごろ)
一般の方へ向けた公開イベントを行います。
日時は10月上旬にホームページでお知らせいたします。
すべてのイベントは構内側線、洗浄線で行いますので、本線上での走行は行いません。
11月
プレミアム車両オーナーの方の貸切イベントがありますので、キハ52の臨時急行列車は運休となる日があります。
12月8日、9日
夷隅人車軌道百周年記念行事のメインイベントを行います。
このイベントは1912年に国鉄木原線の前身になる千葉県営夷隅人車軌道が大原―大多喜間に開業して百年を迎えることを記念するイベントで、大多喜町がボンネットバスの運行など各種行事を主催し、いすみ鉄道が協力して行います。
キハ28のすべての作業が順調に行けば、この時点で本線上の走行を公開できることになります。
年末年始
キハ28とキハ52の2両連結での運転を開始いたします。
キハ28は大原方に連結いたします。
この運転開始に伴い、キハ52に設けている一部指定席を廃止し、キハ28の一部座席を指定席として運用いたします。
このころには、新型車両であるいすみ350形が到着し、運転開始いたします。
いすみ350形はトイレ無しオールロングシート車両ですが、イベント対応車両として、固定式のテーブルが設置されます。(由利高原鉄道の車両と同様のタイプです。)
いすみ300と連結することにより、定期列車での各種イベント(伊勢海老特急、グルメ列車など)に対応します。
列車を使ったイベント、貸切り列車などは、閑散期の需要対策ですので、3~4月の繁忙期などでは行いません。
なお、いすみ鉄道では来年、ダイヤ改正を計画しています。
平日のダイヤは現状を踏襲しますが、新しく土休日ダイヤを設定し、小湊鉄道との連絡輸送を密にし、需要増にお応えするため、キハ52+キハ28の列車を小湊鉄道の列車に接続するダイヤで運用することを考えています。
キハによる列車は大原―上総中野の全区間運転となり、大多喜―大原間を急行、大多喜―上総中野間を普通列車として運転いたします。
新ダイヤにつきましてはまだまだ白紙の状態ですが、キハの2両編成を日中時間帯に全区間で運転することにより、土休日の輸送に対応したいと考えています。
以上が現時点での計画となります。
なお、9月から12月までの間、一部日程で61D・60D列車の運転をキハ52で行います。「観光臨」「紅葉臨」として普通列車で運転いたします。
詳細につきましては後日ホームページ、ブログ、FACEBOOKにてお知らせいたします。
業務に支障をきたしますので、お電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
※キハ30につきましては来年度事業になりますので、詳細発表は年度末になります。
皆様のご協力をよろしくお願い申し上げます。

私は、この難しい時代の中で毎日頑張って働いている皆様方が、ローカル線をツールとして、夢と希望と元気を持っていただくことを目標にしています。
ローカル線があれば、みんなが少しでもやさしい気持ちになれると信じています。
いすみ鉄道と一緒に、「わくわく」しませんか?