今日から4月 新年度のスタートです。

今日から4月です。
明日が月曜日ですから、世の中、新年度が始まります。
関東地方でも気候もすっかり春らしくなりましたね。
4月1日と言えば「エイプリル・フール」
私が一番気に入っているエイプリル・フールの話は、もう20年以上前ですが、イギリスのBBC放送で、
「今日からロンドンのビッグ・ベン(時計台)がデジタルになります。」って放送したこと。
イギリスらしいジョークですね。
私は長いことイギリスの会社にいましたから、この手のジョークには、イギリス人の心の余裕を感じるものがあります。
消費税20%も取られて、物価も上がり、国民生活は日本以上に厳しい国ですが、人々の中にある心の余裕が違います。
今年はBBC、どんなエイプリル・フール・ネタを言うのでしょうか?
さて、ところ変わって日本。
イギリスがBBCならば、日本はNHK。
NHKの番組で、4月1日の朝、真っ先に皆様がご覧になったのは「小さな旅」。
黄色い列車のいすみ鉄道は、なんだかエイプリル・フールにふさわしい路線に見えるのは、私だけではないと思います。
そう、3年前には廃止になる運命だったローカル線が、こんなにたくさんの皆様に支えられてみごとに復活したのは、当事者の私の目には「大きな大きなジョーク」に見えるのです。
何しろ、この社長、悲壮感全くないでしょ。
好き勝手に楽しくやっているでしょ。
キハ52買ったりして。
新車にも方向幕つけたりして。
これこそ人生を賭けたジョークですよね。
ローカル線を愛すること。ローカル線に生きること。
ローカル線を取り巻く地域の情景には、すばらしい日本が隠れているのです。
そして、明日に向かって希望を持って生きていくのもローカル線があるからできることではないでしょうか。
私は、人生って、ジョークのようにみんなを楽しませて、自分も楽しんで、みんなが幸せになるために生きていくことだと考えています。
航空会社を辞めて潰れそうなローカル線に飛び込んだ本人が言うのですから間違いありません。
ローカル線こそが、私たち日本人の心の余裕であって、原風景だと私は思っています。
NHKの皆様、ありがとうございました。
皆様、新しい年度も元気で行きましょう。