最近では何でもかんでも電車というようですが、私は別に気にしません。
あれはディーゼルカーだから電車じゃないとか、客車だから電車じゃないとか、そんなことを言ってもしょうがない時代になってきています。
直江津のレールパークでお母さんが小さな子供に向かって、「デゴイチの電車」と言ったときには驚きましたが、TRAINという意味では間違っていないのかもしれません。
1両で走っていたって「列車」と言いますからね。
そういうことをとやかく言うと、鉄道会社自体が間違った言い方をしていることになってしまいます。
さて、最近私は思うのです。
乗りたいと思えるような電車がない! と。
なんだか、どこまでも乗っていたい、いつまでも乗っていたいと思えるような電車がありません。
じゃあ、乗りたいと思う電車は何かというと明確には答えられない自分がいますが、つまりイメージの世界ですから、遠くへ行くとか行かないとか、座席がリクライニングして快適だとかそうじゃないとか、そんな問題ではなくて、わざわざ乗りに行きたくなるような電車が走ってないのであります。
再度申し上げますが、電車というのはTRAINのことであって、動力装置がどうのこうのという話ではありませんが、強いて言えば窓が開いて、ボックスシートで、空いていて、ボーッとできて、途中停車時間が長い駅があって、駅弁が売っていて、景色がきれいで、速度が遅くて、別に女子高生は乗ってこなくてもいいですけど、降りた駅の近くには温泉があって、その宿に泊まると夜には汽笛が聞こえてくるような、そんなところを走るTRAINですが、どこかにあるでしょうか?
年を取った証拠ですが、私の頭の中を駆け巡るのはかれこれ半世紀も前に乗せてもらった思い出のTRAINで、HDの中を見ていたらこんな写真が出てきたので、今夜は乗ってみたい電車はどこに走っているんだろうかと考えてみているのです。





で、気が付いたのです。
乗ってみたいTRAINがあることを。


10年ぐらい前に撮った写真ですが、私はこういう列車に1日中揺られて乗っているのが一番幸せなのです。
本当は山陰本線とか羽越本線とか、当時の800番台の列車に揺られてのんびりと旅ができればいいのですけど、もうそこには乗りたくなるようなTRAINは走っていませんからね。
だったら自分で走らせればよいということに気づいたのです。
で、そういう列車に一晩揺られてみたいと思いまして夜行列車を企画しましたところ、発売開始直後に6両編成が満席になるわけでして、「あぁ、同じ思いをしている人がたくさんいるんだなあ。」と確信したわけで、だったら朝からずっと乗って、夜行も乗って、次の日も夕方まで乗っていられたら幸せだろうなあと思うのであります。
そういう時って、やたら遠くまで行かれちゃうとこれまた厄介なことになるわけでして、なぜならば目的地へ行くことではなくて、列車にずっと乗っていることが目的ですから、遠くへ行かれてしまうと厄介なのです。
まぁ、夜行列車じゃなくても、朝からずっと乗り続けて暗くなったころに終点について、近くで一泊して次の日もまた朝から乗り続けたら、結構精神的に満足するのではなかろうかと、そんなことを考えると大手さんには期待できませんから、自分でやっちゃいましょう。
1日4800円のフリー切符が2枚あれば2日間楽しめるのですから、これは超お得な大人の夢のお遊びになるのではないでしょうか。
で、こういうことができるのが12月から2月ぐらいまでの閑散期。
山陰本線に行かなくても、羽越本線に行かなくても、長距離列車の旅を今時楽しめるのは貴重な路線なのではないでしょうか。


さて、皆さんならどちらに乗りたいですか?
日によって、列車によって、どちらにも乗れるのですから、今時の鉄道事情を考えると、これは奇跡ではないでしょうか?
と、自分でやっていて思うのであります。
あとは同行の美女がいてくれれば・・・
いや、こんな目的のない旅に付き合ってくれる美女などいるはずもありませんからね。
そうです。美女はお宿で待っていてくれれば最高ではありませんか。
お父さんの時代の昭和の汽車旅を今でも体験できるのですから、若い皆様方もぜひ乗りに来てくださいね。
鉄分だけじゃなく、煙分も補給できるし。
自分だけの旅を楽しめる方にとっては最高の鉄道です。
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