中国人をどうするかの年

今年はいろいろなことが大きく変わりましたね。
高市政権になってからといった方が良いかもしれませんが、50年間も続いてきたガソリン税が無くなったり、財務省が方針転換したり。
中国政府がついにその本性を暴露し始めた、いや、前から中国政府は何かにつけて日本にいちゃもんを付けていたのですが、それがいちゃもんだということに国民が気づいてしまった感がある。
中国という国は危険な国だということが日本国民ばかりでなく世界の多くが気づいてしまったのです。

チャイナリスクという言葉が生まれたのもついこの一月ほどのことですが、経済を中国に依存するとどうなるか、ということが皆さんわかってしまったわけで、政府が「日本は危険だから渡航しないように。」と一言いえば飛行機が飛んでこない。だから中国人観光客も来ない。
そういうことがあからさまにできるのが中国政府だということが世界中にわかってしまったわけで、一時期マスコミが「中国人観光客が来なくなって全国の観光地は大きな打撃を受けている。」と報道していましたが、あれもどうしたものか。
実際には各地とも困っているどころか、かえって皆さん喜んでいる。
中国人観光客が来なくて困ったと言っているところは、チャイナリスクを考慮しないビジネス展開をしてきて、今までさんざん儲けてきたんでしょう、何て言われて同情されない。
そういう一つの方向に感情的に流される国民的思考もどうかとは思いますが、それを見て野党第一党の人が「国民感情をコントロールする」などと言うのですから、やっぱりそっちの方が怖い。

ということで、中国人観光客が来なくなっても日本の観光地はたいして困っていないようですから、さて、来年はどうしたらよいのでしょうか。
というのが私の疑問です。

どういうことかというと、では中国政府が「もう日本へ行っても良いですよ。」と自国民に対して日本への渡航を許可したら、また今までと同じになるのでしょうか。
そこのところを私たちは考えた方が良いと思うのです。

昨今言われるオーバーツーリズムというのは、受け入れのキャパシティ以上に観光客が来るということです。
行列ができるラーメン屋のようなもので、お店のキャパ以上にお客が来てしまうと収拾がつきません。
ラーメン屋になぜ行列ができるのかというと、それは旨いからですが、昨今の観光事情を見ると、良いホテルが高いのならわかるけど、そこら辺の三流ホテルまで便乗値上げしている状況ですから、正直申し上げてお金を払う価値がないものに対してお金を払っているわけで、ここのところホテル価格は少し落ち着いているようですが、中国人観光客が戻ってきたらまた同じようになるのだけは避けたいと私は思います。

ではどうするか?

京都のホテルが宿泊税を1万円にするというような案があるようですが、日本人には適用してほしくありませんが、外国人観光客には課税してもいいかもしれません。
新幹線だってレールパスなどを発行して外国人観光客を安く乗せているようですが、そういうのはもうやめるべきではないでしょうか。

なぜなら日本のインフラは日本人の税金で作られているのですから、その税金を払っている日本人はともかく、払っていない外国人観光客からは高く取るべきで、海外ではそういうことは当たり前に行われています。

アメリカの博物館では外国人観光客はアメリカ人よりも入場料が高いし、前にも話したことがあるかもしれませんが、台湾のホテルは外国人と台湾人では料金が違っていて、台湾人の方が安く泊まっていました。

観光が地域経済にもたらす効果が日本が国家をあげて観光を推進している理由ですが、だったら安売りすることなく、外国人観光客から高いお金をいただいて、その分日本人には安くしましょうというのが私の考えです。

同様にローカル鉄道も観光で乗りに来ていただく観光客の皆様方からおお金をいただいて、地域住民の皆様方の利便性を高めようというのが私の考えで、私はずっとそのことをやってきているのですが、昨今流行りの食堂列車などもそれで、観光客の皆様から2万円近くのお金をいただいて、そのお金で鉄道を維持するのはもちろんですが、地域の事業者に、例えばお料理やお酒などのお仕事をお願いして、地域経済にお金を回すようにすることで、観光を産業化するということを、平成の時代から各社に先駆けてやっているのです。

ということで、来年は中国人観光客が戻ってくることが予想されるわけですが、日本の観光事業者の皆様方は安易に「ようこそお戻りで」と諸手を挙げて大歓迎するのではなくて、何か対策をとって準備するべきだと私は思うのです。

今年の夏の京都駅です。
新幹線が到着すると降りてくる人の2人に1人は外国人でした。
私は外資系企業にいましたから外国人が多いことに対してのアレルギーはありませんが、強いて言えばもう少しお金を落としていただく仕組みを作るべきだと思います。

これは何も外国人ばかりでなく、田舎の町にとって、観光でいらっしゃる皆様方からもう少し高いお金をお支払いいただけるようなシステムを作る必要があるということを、常日頃から考えているのであります。

ということで来年は中国人をどうするかの年になりそうですね。
いざ日本旅行解禁となったら、また地方空港に中国からの飛行機がやってくるのでしょうか。
日本って、そんな簡単な国なんですかね。
一度キャンセルしてしまった予約は、二度と同じ値段で取り直すことができない。
そういうことを教えてあげないといけないと思いますよ。

なぜなら、観光は産業ですからね。
産業というのはお金を稼ぐシステムを作ることだからです。