今日は大宮の鉄道博物館で大井川鐵道をご紹介するイベントです。



イベント広場はエスカレーターを昇った正面。
そこにトーマスがド~ン! といるのですから、ご来場の皆様方は皆さん立ち止まって見て行かれますよね。
ほとんどの皆様が、トーマスの前でご家族で記念撮影もされています。




前回もそうですが、今回も地元の行政とタイアップして大井川鐵道と一緒に地元の宣伝もしています。
大井川鐵道のスタッフもそうですし、たぶん地元の行政の人たちもそうだと思いますが、大井川鐵道って全国的に有名だと思っている節があると私は感じています。
でも、実際はそうではなくて、こうしてイベントをやってみると、大井川鐵道のことを知らない人がたくさんいるのです。
大井川鐵道の名前は聞いたことがある。
トーマスの汽車が走っている場所があることは知っている。
でも、それが大井川鐵道だということを知らない人がたくさんいて、その大井川鐵道が静岡県にあるということになると、皆さんほとんどご存じないのです。
大井川と言えば、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と言われたところですから江戸時代から有名です。
だから当然みんな知ってるだろうと思ったって、都会ではそんなことは誰も知らないんですからね。
地元の島田市はあの日本髪の文金高島田の島田結の場所ですよと言ったって、おそらく日本人の1パーセントも知りませんよ。
ましてその奥にある過疎地の川根本町となれば誰も知らない。
そういう時に、大井川鐵道と一緒に都会にやって来て、鉄道好きなドンピシャのターゲットの皆様方の前で地域の宣伝ができるとすれば、これも一つの鉄道の使い方ではないでしょうかね。
と、私は思います。
なにしろ、かつての話ですが、いすみ市のことなど誰も知らなかったんです。平成の町村合併でできた市ですからね。
漢字で書くと夷隅。知らないどころか、ふつうは読めませんよ。
南蛮東夷の夷ですから、江戸から見たら「東の隅っこにある野蛮なところ」という意味ですから。

そのいすみ市が首都圏の移住希望地ランキングの第一位になるんですから、これが正しいローカル線の使い方だと私は思います。
そして、地元の行政の方々もそういうことをご理解いただけるようになってきたのだと思います。
なにしろ、川根本町のキャラクターがこういう場面でお披露目できるんですからね。

ちなみに川根本町のこのかわいいキャラクターの名前は「オチャッピー」と言います。
川根路はお茶の産地ですから、お茶からとってオチャッピーなんでしょうね。
可愛い名前ですね。
でも、私にはちょっと・・・
なぜならばオチャッピーって、韓国語で「どうせ」「どっちにしても」という意味があるんです。
どうせ、何をやったって駄目だよ。
という時に使う「どうせ」です。
オチャッピー。
そういうことを知ってて名付けたとは思いませんが、「どうせ」やるんだったら、こうやって面白くやりたいものだと、私はいつも思っています。
アンケートに答えてステッカーをもらったり、トーマスのぬり絵、缶バッジ、硬券切符入鋏体験、鉄道模型運転体験などなど。
このイベントは明日も続きます。
ご協力いただく鉄道博物館の皆様、そしてボランティアの皆様、ありがとうございます。
皆様、明日もよろしくお願いいたします。
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