今日は年末年始安全総点検を行いました。
今日だけでなく、12月に入ってから車両区、駅、乗務区などを回り、列車の運転室に添乗するなど、いろいろな職場を回っているのですが、今日は井川線の車両区、指令区、駅などを回り、その後、本線の変電所、踏切などを見て回りました。
最近足の調子が悪いので少し難儀しましたが、ほぼ丸1日かけて沿線各所の特に問題点などを見て回りました。







老朽化した設備が多い中、現場はいろいろな工夫をしながら安全確保に努めていることがわかります。
こういう視察をすると、ふだんは見ることができない、あるいは知ることができないことがわかってきます。
私は非電化単線閑散線、幹線複線電化路線、幹線電化単線などを経験していますが、今までは旧国鉄路線でした。
大井川鐵道は建設から私鉄としてスタートしていますので、国鉄と建設基準からして違っています。
そんな中でもSLの運行を50年もやっているわけで、上の写真を見ていただくとお判りいただけると思いますが、私が立っている線路はコンクリート枕木と50キロレールという、いわゆる重軌条化されているところがほとんどです。
つまり、長年にわたってしっかりと計画的に線路の整備をしてきているのです。
今、路線長の約半分が運転できない状態になっていますが、全線復旧に当たっての課題は、線路はもちろんですが、電気電路が大きくのしかかっているなぁと感じています。
予算が確保できなければ、いっそのこと架線を撤去して電化をやめてしまって、全部SLにしてしまいましょうか?
などということもちらりと頭をよぎっている今日この頃です。
本日同行してくれたスタッフの皆様、お疲れさまでした。
引き続き、安全運行で行きましょう。
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