大井川鐵道 食堂車「オハシ」運転開始

本日、大井川鐵道の新しい企画である食堂車「オハシ」が運転開始いたしました。

この食堂車は経営企画課長の池田さんの発案で、地域のおいしい食材を美しい景色を見ながら召し上がっていただこうというもので、昭和21製というたいへん古い客車を改造することなくそのまま利用して昭和レトロをお楽しみいただく列車です。

大井川鐵道はクリスマスで今年度のトーマスの運行が終了し、トーマスはソドー島に帰って行きます。
次に戻ってくるのが来年のゴールデンウィークですから、それまでの冬季間の集客の目玉として、この食堂車「オハシ」を設定いたしました。

食堂車とひと言で言ってもこれはなかなか大変な作業で、まずはお料理の内容。地元の食材を使ったお料理はもちろんですが、車内で調理ができないため、お料理弁当としての提供になることから、冷めてもおいしいもの、汁漏れがしないか、色どり、味覚、見せ方、容器の選定など、グループ会社の天神屋さんと何度も何度も打ち合わせ、試食を繰り返しました。

他にもドリンクの種類、箸、グラスなどの備品の選定、試作、発注、メニューの構成などなど、おそらく100以上のアイテムを一つ一つ揃えるのも時間との戦いでしたが、社内の協力をいただきまして何とか実現することができました。

また、観光列車ですから当然ですが、食堂車と言ってもお料理をお出しするだけではありません。
車内での各種ご案内やエンターテイメント、おもてなしなど、列車の進行に合わせてどこで何をするかというような内容についても、詳細に設定して今日を迎えました。
(本当は昨日までの段階でクタクタになってました。)

ということで、本日の食堂車の様子です。

双眼鏡で何を見ているのかな?
これはご乗車された方だけのお楽しみです。

折り返しの川根温泉笹間渡駅ではアイスクリームの立ち売りでおもてなし。
窓を開けてホームの売り子さんを呼び止めてアイスクリームを買う。
これこそ旅の醍醐味ですからね。

新金谷到着後、取材を受ける私です。

ということで、「終わったぞ~!」

達成感にひたる私です。

次は12月21・22日。

来年以降順次回数を増やしていきますので、皆様どうぞご期待ください。

本日ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。