愛する人とは一緒に居たい

チョンガー諸君には申し訳ありませんが、今日は愛する人がいる方へのお話。

人は誰だって愛する人がいたら一緒に居たいものだと思います。

先日人事の件で会社の幹部と話をしていた時のことです。

「同じ会社で社内結婚をしたらどうしますか?」

そう聞きましたところ、「部署を転属させるのが普通じゃないでしょうか」という意見が出ました。

今、社内にそういう対象者がいるとかではなくて、あくまでも一般論としてのお話ですが、配置換えをして、一緒にならないようにするのが日本の会社の常識なのかな?
私は日本の会社の常識というものがほとんどないので、それって変ですよねと申し上げました。

航空会社の例ですが、外国の会社の場合は乗務員は男性と女性が半々ぐらいの割合で乗務しています。
そうなると、社内結婚ならぬ機内結婚というのが時々います。
もう30年も前ですが、客室乗務員同士で結婚した人がいまして、会社はどうしたかというと、いつも一緒に乗務スケジュールを組んで、いつも一緒に飛んでいるのです。

私は不思議に思って本社の人事担当者に聞いたんです。

「どうして二人いつも一緒に飛ぶのか?」って

そうしたら、クルーの人事担当者(ちょうど組合の交渉で日本に来ていた偉い人)が言うんですよ。

「愛してる人とは、いつも一緒に居るべきなんじゃないのかな。」ってね。

いつも一緒に居たいから結婚したんでしょ。
だったら、いつも一緒に居られるように会社が配慮して、そうしてあげるべきなのではないか。
もちろん、一緒に居たくないという人は、そう申し出れば別々のフライトになるのですが、一緒に居たいと言えばプライベートも仕事もいつもずっと一緒なんです。

でも、日本の会社で乗務員同士が結婚したら、たぶんそうはならないでしょうね。

私としては、愛している人といつも一緒に居たいから結婚するのですから、結婚したら仕事も一緒の方が自然だし、家庭円満だと思うのですが。特にクルーのような仕事は。

でもって、30年も前からそういう考え方が当たり前として育ってきた私としては、どうも日本の会社ではわざと意地悪をするのが生きがいのような人事がまかり通っていることが気になっていたのです。

最近では緩和されてきているのでしょうかね。

おもしろかったのは、そのうち、同姓でもパートナーとしていつも一緒に飛んでいる人たちがボチボチと出始めたことで、「へ~」と思いましたが、仲が良いということは世界平和の第一歩ですから、男女だけでなく同姓でも仲良しはよいことだし、やっぱり愛している人とはいつも一緒に居たいと思うことが健全なんだろうなあと、ふと思ったりする初老の秋の夜長なのであります。

ということで、皆さん、愛する人と一緒に、ぜひ、雪月花に乗りに行ってください。

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さあて、誰と乗りに行こうかな・・・