万博鉄道まつり⇔木次線まつり

今日と明日の2日間、大阪で万博鉄道まつりとモノレールサミットが開催されています。

4年ぶりの開催とあって日本全国から80社を超える鉄道会社が集まってきています。
北越急行さんもいれば道南いさりび鉄道さんも。
とにかくすごいイベントです。

来年の春には新幹線が敦賀まで開通します。
そうしたら、ビジネスチャンスが増えると私は考えています。
西へ西へと交通が伸びるのですから、上越地域が新潟県の玄関口になるのです。

今、大阪から上越に来る場合、皆さん特急「サンダーバード」で金沢に来ます。
3時間近く特急列車に揺られて金沢に着くと、「ずいぶん乗った感」がありますから、とりあえず金沢で電車を降りたくなる気分ですよね。
そこから先に乗り継ぐのは富山へ行く人ならわかりますが、富山からあと30分かからないで新潟県なんですが、なかなか来ようと思いません。

ところが、大阪からのサンダーバードが敦賀止まりになる。
大阪から敦賀まで1時間半。
そして、福井へ行く人も、金沢へ行く人も、富山へ行く人も皆さんお乗り換えになるわけですから、富山からあと30分で新潟県ですから、新潟へ行くという心理的ハードルがかなり低くなる。
だから新潟県には大きなチャンスがあると私は考えていますが、面白いことに、新潟にいると地元の皆さんは誰も新幹線の延伸開業で関西方面からの玄関口になるなんてことは考えていません。
新潟の人たちは自分たちが東京へ行くことしか考えていませんからね。

私はもったいないと思いますし、そういうことだから新潟県は長野県や富山県に及ばないと思っています。
でも、ダメ出ししても仕方がありませんから、自分で大阪方面へのイベントに積極的に参加しようと考えて行動しているのです。

「また社長、大阪へ行ってる。大阪にいい人でもいるんじゃないの?」

そんな陰口をたたく人がいるのも知ってますが、そんなことを言ってるからダメになるのです。

ということで万博鉄道まつり。

朝もはよから並ぶ皆様方を横目に見ながら会場設営。
いかんせん80数社の鉄道会社のテントが並んでいる広い会場の中で、どれだけ客寄せをするかが勝負です。
だから、「2000円以上お買い上げの方に・・・」などとなるわけでして、

もちろん私たちは地域の宣伝をしに行ってるわけですから、地元の観光パンフレットなど10Kg以上の思い紙類を持って行って、お買い上げいただいた方や新潟県に興味を持っていただく方へ、こういうものも配布するのです。

ということで、ここまでセッティングして9:15にイベントスタート。

と、私はここで席を外させていただいて、あとは大阪のトキ鉄応援団の方々にお願いをして、一路出雲へ。

万博公園からモノレールで大阪空港へ出て、飛行機でビュ~ン!

木次(きすき)線まつりへお邪魔しました。

木次は「きすき」ですよ。「きつぎ」ではありませんから、よろしく。

私のお仕事はこちらで頑張っている皆様方へ、木次線を上手に使って地域を発展させましょうというお話をすること。

だって、島根県雲南市と言ったって、東京や大阪の人にはほとんど知名度ありませんけど、木次線とかスイッチバックの出雲坂根とか、松本清張の「砂の器」で有名な亀嵩駅と言えば、「あぁ、知ってる!」という人は多いですから、上手に鉄道を使って地域が這い上がって行きましょうというお話です。

木次線を管轄する国交省中国運輸局の益田局長さんもいらしていただいて、お話を聞いていただきましたが、益田さんは元新潟県副知事でいらして、トキめき鉄道の取締役の方でしたから、私のよき理解者でもあります。
今日はプライベートでご参加いただき、応援に来ていただいたのであります。

わざわざお越しいただきましてありがとうございました。

こちらは会場を盛り上げてくれた島根大学の学生さんたち。
鉄道もいいけど、しっかり勉強して立派な大人になってくださいね。

鉄道に入りたければトキめき鉄道で待ってますよ。

ということで、せっかく来たのですから一部区間だけでも木次線に乗車して、出雲空港から飛行機に乗って大阪へ戻ってきたのであります。

出雲-大阪、飛行時間35分ですからね。
列車に乗って木次-宍道間も35分。

交通機関というものは用途に応じて使い分けるものなのです。

さあ、これから一杯飲んで、エネルギーチャージして、明日は万博鉄道まつりへお伺いします。

本日お世話になりました皆様、ありがとうございました。

関西地区の皆様、明日はよろしくお願いいたします。