増収月間の始まりです

今日から青春18きっぷの通用期間が始まりました。

若者だけでなく、たくさんの皆さんがこの青春18きっぷをご利用になられて旅に出られます。

普通列車だけで旅行するなんて、若者の特権だと思っていたら、最近は私の年代の人たちも「青春18キッパー」が多いらしい。
なぜなら、「時間だけはたくさんある。」という若者の特権が、お爺さんたちにも適用されるからでしょうか。

思えばこの切符も発売から40周年になるロングセラー。
今を時めくお爺さんたちだって、学生の頃から愛用者がいるわけでして、
私が使っていたころは、例えば深夜に上野を出る長岡行の115系電車に乗って、長岡、新津乗り換えで五泉に来て、五泉から蒲原鉄道に乗って加茂に出て、加茂から普通列車で直江津に降り立ちました。
改札口を出ると目の前にそびえたつピンク色の木造建築。
「すごいなあ」と思ったのが旧いかや旅館でした。

1980年代前半の話ですから当時はまだ旧型客車の列車が残っていたので、直江津からそれを乗り継いで富山、高岡と来て高岡泊。
朝夜だけ走る城端線、氷見線のDE10が引く旧型客車の列車に乗りました。

そして翌日は米原まで旧客乗継の旅。

そんなことを思い出します。

ということで、本日から9月10日まで、この夏の青春18きっぷのシーズン到来です。

ところが、この青春18きっぷですが、トキ鉄だけじゃなくて並行在来線全体で大きな悩みになっているのが、並行在来線は基本的には青春18きっぷは使えませんが、JR線から乗り継いできて、そのまま通り抜けてまたJR線に入っていく人たちが大変多いということ。

つまり、運賃を払わないで通り抜けられてしまうということなのであります。

まぁ、途中に改札もなく、車内検札も無ければ、お客様は別に悪意が無くても、どこでお金を払ってよいのかわからぬまま気が付いたら通り抜けてしまっているということが多いのでありますが、そこで並行在来線各社では、切符を買わないまま通り抜けられることの無いように、毎年青春18きっぷの次期には車内改札や特別改札を頻繁に行って、青春18きっぷをご利用の皆様に自社線内の切符を買っていただくというキャンペーンを行っているのです。

駅のスタッフや乗務員は、何時の列車がJRからの接続が多いなどということは各社路線ごとに皆さん承知していますから、そういう列車で「乗車券をお持ちでない方はお申し出ください。」あるいは「乗車券を拝見いたします。」と車内や駅構内でお客様にお声をかけさせていただいて、切符を販売するという増収月間。それが今日から始まったのであります。

なお、トキめき鉄道ではこの期間に合わせて青春18きっぷをお持ちのお客様を対象に「トキ鉄18きっぷ」というのを1000円で発売しております。
駅の券売機だけではなく、JR線から乗り継いでこられたお客様のために、車内補充券も発売しているのでありまして、この車内補充券というのがなかなかどうして、昭和っぽくってイケてるのであります。

どうです、良いでしょう。

https://www.echigo-tokimeki.co.jp/information/detail?id=1832

1000円という金額はトキ鉄ツアーパス(2000円)、ホリデーツアーパス(3000円・急行特急乗車可能)に比べると破格ですが、当日友好の青春18きっぷをお持ちの方にのみ、当日のみ有効で発売するものですから、青春18きっぷで旅行されていらっしゃる皆様にとってはお値打ちのキップということになりますね。

ということで並行在来線やJR線からの通り抜け可能な第3セクター鉄道各線では、今日から増収月間ということで、あちらこちらで「きっぷを拝見」とやっていますので、皆様、どうぞご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

何しろどこもみんな赤字なものですから、しっかり営業努力をしないといけません。
のんびりしていられないのであります。

そうそう、このトキ鉄18切符では455の急行列車にご乗車いただくことはできませんが、このTシャツを着ている場合に限り、急行券をお買い求めいただかなくても観光急行にご乗車いただけます。

急行券Tシャツ
事前に通販でご購入いただき、当日着用してください。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/tokitetsu-official/2198.html

皆様のご利用をお待ちいたしております。