ボンネットバスがやってくる ヤア! ヤア! ヤア!

直江津と高田にボンネットバスがやってきます。

中川上越市長さんがおっしゃる通年観光に私も賛成です。
通年観光という言葉はわかりにくいかもしれませんが、対義語はイベント観光。
そう言えばご理解いただけるかもしれません。

高田で言うと先日までやっていた観桜会や秋の酒まつりなどがありますが、そういうイベント観光はもちろん大切ですが、手間がかかったり、人手が必要だったり、あるいは、備品などを一年のうちわずか数日しか使わないのに準備をしなければなりません。

観光を産業として考えて、それでお金を稼いでいくんだということになると、お祭りは確かに観光のツールにはなりますが、では、残りの360日はどうしましょうか、という根本的な問題が残ります。

これに対して通年観光というのは、特にイベントを開催しなくても、お祭りが無くても、年間を通じで皆様方にいらしていただけるような観光で、京都や鎌倉なども、外国人や若者たちでいつも賑わっています。

それには、普段着姿の仕組みづくりが必要で、自分たちの町の中にツールとなるようなものが必要だと私は思います。

例えばトキ鉄がそうです。
リゾート列車「雪月花」や観光急行455系などは、年中走っていて、お客様にいらしていただくことができますから、通年観光のツールとしては私は必要だと考えます。

鉄道というと「トキ鉄はマニアばかりを集めてる」と言われる方もいらっしゃいますが、そういう方は基本的にトキ鉄に乗ったことがない方です。
雪月花にも乗ったことが無ければ観光急行にも乗っていない。
直江津のレールパークにも来ていない人たちが、聞きかじりの知識や先入観で「トキ鉄はマニアばかりを集めてる」と揶揄しているのですから、私は気にも留めていませんが、「じゃあ、どうするんですか?」というご意見はお持ちでない。

人のやっていることを揶揄することは得意でも、では、どうするんですか?というご意見は無いのですから、こうして地方都市はダメになっていくというのが実情なんです。

だから、私は、「こうした方がよろしいのではないでしょうか?」といろいろ実例をお示しして、地域の良さを引き出して、情報発信をして、この地域を有名にしたい。
そう考えているのです。

何しろ、私に与えられているミッションは「情報発信すること」と社長公募の募集要項に書かれていましたから、私は常にそのミッションを実施しているのでありますが、今回はこのゴールデンウィークにボンネットバスを持ってこようと考えたのであります。

ということで、前置きが長くなりましたが、ゴールデンウィークに3日間、直江津と高田の町をボンネットバスが走ります。

直江津と高田の古い町並みには私はボンネットバスがとてもよく似合うと思います。
この街並みの中をボンネットバスが走る。
それは通年観光のツールとなると私は考えていますから、市のご依頼もあったことですので、前職時代に懇意にさせていただいておりましたボンネットバスのオーナーにお願いして、直江津と高田の町の中を走らせてみようと考えています。

5月3日・5日 直江津D51レールパーク発着
直江津市内巡り体験乗車。
レール―パーク→海がたり→エルマール→直江津駅をまわってレールパークに戻るコース。

5月4日 高田駅発着 町中巡り
高田駅→大町通り→今井染物屋→ごぜミュージアム→高田世界館→仲町→高田駅

体験乗車ですから途中での乗降はできません。

走るバスは昭和39年製の日産UD。
岡山県の備北バスという会社で使われていたものです。

コースは交通事情によって変更になる場合がありますが、詳細については私のFACEBOOKページで当日ご案内させていただきます。

5月3,5日のレールパーク発着便はレールパークご来場者が対象です。
5月4日の高田駅発着コースは、高田駅で整理券をお配りいたします。
また、ボンネットバス記念入場券も発売予定です。

乗車整理券は枚数が限られますので、満席の場合はお待ちいただくかご乗車できない場合もございますので、あらかじめご承知おきください。

今回は3日間限りとなりますが、こういうバスが1台あって、いつでも町中を走るシーンが見られるようになれば、それだけで通年観光のツールになりますし、高田や直江津の古い町並みが資源化されるのではないかと私は考えていますので、とりあえずやってみようと思います。

あとは、市民の皆様方がこの町をどうしたいのか?ということではないかと思います。

皆様どうぞ高田、直江津の町の中を走るボンネットバスの写真を写してくださいね。

レールパークではD51と並べての記念撮影もありますよ。