本日は雪月花特別便

本日は雪月花特別便の運転がありました。

それも単なる特別便ではありません。
お隣のあいの風とやま鉄道さんの観光列車一万三千尺物語と雪月花が相互乗り入れをするという年に一度の特別企画。
あいの風さんの一万三千尺物語が富山から糸魚川まで乗り入れて、トキ鉄の雪月花が直江津から滑川、魚津まで乗り入れ、途中でお互いのエールを交換するようにプレゼントを交換するという壮大な企画です。

雪月花としてはいつもは地元のお料理屋さんのお料理を乗せているんですが、折り返しの富山からの便は富山のお料理を乗せるわけで、うちの企画部が、富山と言えばお寿司ですから、富山でも一二を争うと言われているなかなか予約が取れない超有名店の社長と交渉して「やっていただけることになりました。」というのですから、私ももちろん富山入りしてきちんとご挨拶をして、お手伝いをさせていただきました。

そう、今日の雪月花富山便のお料理を担当していただいたのは、全国からお客様がひっきりなしに訪れるという「鮨し人」さん。
代表の木村泉美さんに雪月花用に特別メニューのバラチラシを作っていただきました。

お料理の最終仕上げを発車前に木村さんにお願いしました。

とにかく素敵な見せ方。
私も乗ろうと思ったんですが、鮨し人の木村さんのお料理と発表した瞬間に予約が満席になりまして、「社長の乗る席はありません。」と言われてしまいました。

ということで出発を見送って、直江津に先回りして到着をお出迎えさせていただきました。

昨日はあいにくのお天気でしたが、今日はとてもよく晴れまして、立山連峰もきれいに見えました。

往路は市振駅で、復路は黒部駅で、あいの風の一万三千尺物語号と雪月花がすれ違いの停車を設定し、エールを交換するというなかなか素敵なアイデアだと思いませんか。

だって鉄道ってのはダイヤがあるんですよ。
そして、どちらかが数分遅れてもこういうことはできないんです。

ということは列車指令を含めて、企画の段階から2つの鉄道会社が協力し合ってやっているってことじゃないですか。

並行在来線って、意外に意思の疎通ができていて、いろいろなことができるんですよ。
ということを皆様方にご理解いただく良いチャンスでもあると思います。

ちなみに、この列車、乗せてもらえないぐらいですから私は何も関わっておりません。
全部あいの風さんとうちの若手のスタッフが打ち合わせをして実現させています。

私はと言えば飾りみたいなもので、「わざわざ社長が富山に来てくれるんですね。」ということで、鮨し人の木村代表に敬意を表しにお邪魔したようなものですが、あぁ、それにしてもこのお寿司食べてみたかったなあ。

何しろ富山の鮨し人さんといえば、1万円予算のお昼ご飯を食べに全国からお客様が集まるという予約が取れないことで有名なお店ですからね。

ご乗車いただきました皆様、ありがとうございました。
あいの風とやま鉄道の皆様、鮨し人の皆様、お世話になりました。
そして、こういう企画にチャレンジしてくれたトキ鉄のスタッフの皆、お疲れさまでした。
直江津でお出迎えしたお客様の満足そうな顔を見て、乗せてもらうことはできませんでしたが、私も十分満足させていただきました。
(別に根に持っているわけではありませんよ~。)

さて、明日は東京出張です。
春になってダイヤ改正と共にアクセル全開の私です。