先日北海道安平町の追分に保存してあったD51を道の駅に運んだお話をしました。
地域に埋もれている宝物を上手に使って地域活性化に活かしましょう。
そういうお話ですが、私が住む佐倉市にも機関車があるのです。
佐倉市は国立の歴史民俗博物館を使って観光を一生懸命やりましょうとは言っていますが、正直申し上げて今一つパッとしません。
そんな中でこの機関車を上手に活かせないのかなあ。
そんなことを考えながら今日は機関車を見に行ってきました。
JR佐倉駅にほど近い公園に機関車が保存されています。
ハチロクと呼ばれる大正11年生まれの機関車。
JR九州で観光列車として運転しているSLと同じ形式の機関車です。
地元の保存会のシニアの皆様方が大切に整備されています。
屋根がついていて金網に覆われていますから保存状態は良好ですね。
私の年代かそれ以上の皆様にとってみたら佐倉というところは鉄道の町で、機関車の車庫があって、千葉県内の輸送の要として活躍した場所というイメージがありますが、今の時代は全くそんな面影はありません。
考えてみれば追分と同じですね。
佐倉市も観光という点では今一つパットしませんから、安平町の追分のように今ある機関車を活かして地域活性化につなぐことはできないか。
この機関車を見ていてそんなことを考えました。
▲佐倉機関区の転車台に乗るC57。
▲今でも風景はほとんど変わっていない佐倉-酒々井間。
▲総武本線の貨物列車を引くハチロク。
▲キハ28の急行「犬吠」
(昭和44年撮影 写真提供 山路善勝氏)
この急行「犬吠」のキハ28は今いすみ鉄道で走っているキハ28です。
ということはいすみ鉄道のキハは今から半世紀前と同じシーンが展開しているということになります。
これがキハの価値です。
つまり、キハはSLと同じ価値があるということですね。
佐倉にはそのSLがあるのですから、利用しない手はないですね。
今日はそんなことを考えた一日でした。
今あるものを上手に使って地域活性化につなげる。
それも、お客様である都会の人々が感心あるツールとして使う。
今できることはそういうことだと思いますが、いかがでしょうか。
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