直江津小学校のお友達

先日、新潟県の直江津に行ってきました。

直江津小学校のお友達が、「鳥塚さんに会いたい!」と言ってくれまして、お出かけしてきました。

直江津は皆様ご存じの通り新潟県の鉄道発祥の地で、信越本線と北陸本線が交わる交通の要衝として発展してきたところです。その直江津を故郷にする直江津小学校のお友達が、5年生の社会科学習の一環として1年かけて地元の鉄道を研究し、一緒に活動してきて、その発表を私に見てもらいたいということで、お声をかけていただきました。

ほら、大歓迎を受けました。

5年生のお友達。
担任の須田先生と吉田校長先生と一緒に記念撮影です。

すごいでしょう。
たくさん調べて、それをきちんとまとめて発表しているんです。

教室の壁一面が発表作品で埋め尽くされています。

私も授業に参加させていただき、順番に皆さんの発表を聞きました。

北陸新幹線開業後、直江津はルートから外れて特急列車も大きく数を減らしました。
地元の人たちに聞くと、「乗らない。」という人も多く、危機感を持たれた先生が、鉄道発祥の地としての直江津の歴史をきちんと調べて、自分たちの駅や鉄道を大切に思ってもらいたいということで、社会の授業で1年かけて学習して来たようです。

直江津では、新幹線開業で並行在来線を引き受けた新潟県の第3セクター「えちごトキめき鉄道」が、地元の学校と一緒になって取り組んで、鉄道で様々な体験学習を実施しているようで、直江津小学校のお友達も、この1年いろいろ調べたり、体験したりすることができたようです。

二本木駅のスイッチバックのことを詳細にまとめてあります。

えちごトキメキ鉄道の観光列車「雪月花」のこともきちんと調べてありました。

そうです。彼らにとっては地元を走るこの「雪月花」が自慢の種で、憧れなんですね。

「私は乗りましたよ。」と言ったら、
「え~、すごい。いいなあ。」とみんなから言われました。

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でも、本当は車庫に停まっている時に乗せてもらっただけなんですけどね。

それでも、みんな目を輝かせてくれました。

帰りに直江津駅に立ち寄って、えちごトキめき鉄道の嶋津社長さんにお会いしていろいろお話をお伺いしましたが、子供たちの体験乗車はもちろんのこと、電車を機械で洗っているところを見せたりというイベントも開催しているようですし、子供たちばかりでなく、今、地元の皆様方も鉄道に関心を持って参加してくれるようになってきたとのこと。

都市間輸送の使命は新幹線へ移行しましたが、地域密着型の鉄道として、地域住民の皆様方に愛される鉄道になっているようです。

こんなちびっ子たちが大人になったら、きっと鉄道を大切に思ってくれるでしょうね。

こういうところから、鉄道って将来へつながっていくのだと思います。

直江津小学校の皆さん、ありがとうございました。