そりゃひどいよ、ジュリー。

沢田研二がコンサートをドタキャンしたらしい。

 

ネットで大騒ぎしていますね。

 

私たちの世代ではジュリーといえばスーパースター。

なにしろ私が一桁の年齢のころからのスーパースターですから。

でも、それってもう50年も前の話で、今では忘れ去られたコンテンツ化しているのも事実でしょう。

 

それが、さいたまアリーナですから、無理があったのかな。

横浜では一杯になったようですが。

 

ジュリーって、会場が一杯にならないと歌わないのでしょうか。

なんだか変な感じですね。

 

もしかしたら、主催者というかプロモーターが欲張りすぎたのではないでしょうか。

お金儲けしたいから。

「大丈夫ですよ、私たちが切符を販売して見せます。」的な話があって、ちょっと無理したのではないでしょうか。

 

というのも、今から20年ぐらい前になりますが、ジュリーは八千代市の市民会館に来てくれたんです。

地元にジュリーが来るということで、私も見に行ったんです。

その会場は満席でした。

でも収容人数は約1200席。

地方のホールって、そのぐらいのところが結構あって、21日にジュリーがコンサートを行う大阪狭山市のホールも1200人。

そういう所でもやってくれるんですから、私は何かあったんだろうなあと思うのです。

 

さいたまアリーナって3万人以上入るところでしょう。

そんな背伸びしないで、ソニックシティーあたりでやればよかったのにね。

 

でも、7000人の人たちが切符を買ってくれていて、そろそろ会場にお出ましになられる時刻に、リハーサルで会場に来ていたジュリーが、気に食わないからという理由で帰っちゃったんですから、お客様不在であるということは事実です。

 

それはいけませんよね。

 

お客様を大切にするという観点から見ると、「何様だと思っているんだ。」と言われても仕方ないです。

でも、ジュリーに向かって「何様だと思っているんだ。」という人のほとんどは、ネットの住民たちで、実際に切符を買った7000人のうちの何人かが、「何様だと思っているんだ。」と言っているかといえば、かなり少数なのではないでしょうか。

 

「しょうがないよ。ジュリーだもん。」

 

それがファンの心理かもしれませんね。

 

でも、ジュリーとしては、そういう甘えは人生の最後に決して褒められるものではありません。

あの、ポールマッカートニーだって、日本のファンに向かって片言の日本語でご挨拶するのですから。

 

もっとも、そういう姿が「ポールが日本のファンに媚を売っているようで嫌いだ。」という人もいるわけですから、まあ痴話喧嘩みたいなもので、昨日のコンサートの切符を買った7000人のお客様と沢田研二というスターの間のお話がうまく行けば、外野がとやかく言うことではないのかもしれません。

 

どこか、7000人収容できるような施設で、今回のコンサートの切符を買ったファンを対象に、埋め合わせの会を開いていただいて、大サービスをしていただければ一件落着となるでしょうから、ジュリーにはファン第一で考えていただきたいと思います。

 

そうしないと、樹木希林さんに草葉の陰から叱られますよ。