なんだか寒いですね。

6月というのに北海道では氷点下のところもあったようで、なんだか寒いですね。

 

今日福岡から帰ってきましたが、向こうもお天気は良かったですが、暑さは感じませんでした。

 

地球温暖化にどう対応しようかと世界中の首脳たちが頭を突き合わせている時に、「温暖化なんて嘘だ。」とか言ったとか言わないとかで、アメリカがその会議から抜けてしまいました。ある人たちに言わせると温室効果でどんどん気温が上がって、今後南極、北極の氷がどんどん解けて行くらしいし、ある人に言わせると、太陽の黒点運動の変化で現在は氷河期に向かっているらしいし、なんとも言えませんね。

ただ、温暖化にしても氷河期にしても、自分たちの都合で自分たちの住んでいるところをダメにすることは許されませんから、ちゃんと環境に配慮しなくてはいけません。

景気を良くするためには消費を活発にしなければならない。

でも、消費を活発にするということは、多かれ少なかれ環境を破壊することにつながります。

いたちごっこですよね。

 

でも、私は思うんです。

別に消費をしなくたって、景気が良くなるのではないかと。

なぜなら、バブル時代の私たちはともかく、何でもかんでもお金を使って「もの」を買う時代は終わっているわけで、今の人たちは「こと」を買う傾向にあるわけですから、コストを下げるために工業製品を大量生産して、ある程度売れ残って廃棄することを前提にしている大企業の商売って、本当はもうそういう時代は過ぎ去っているのに、まだやっている。いや、やるしかないんだろうなあ。

でも、そういう時代はもう終わっているわけで、「こと」を買うようにすれば、例えば、自分たちで土休日に汗水たらして農産物を育てて、あるいはそういうお手伝いをして、大量生産の工業製品のような農作物じゃなくて、手作りの、それも自分が生産にかかわった野菜やコメなどであれば、多少高くたって買おうと思いますし、そういう食料であれば、「余ったから捨てよう」などという気にならないから無駄も出ないし、通常以上のお金が循環するようになるわけですから、消費を促進しなくても景気だった良くなるだろうし。

などということを考えてみたりしています。

 

では、なぜ物が売れないかというと、それは国民の皆様方は欲しいものがもうすべて手に入っている状態だからで、例えば日本がまだ貧乏だったころは、洗濯機や冷蔵庫などの家電製品があこがれの的で、何とか買えるようになりたいと頑張って働いて、それが買える時代になると、今度はエアコンや自動車が目標になって、それが手に入るようになると、今度は海外旅行に行くようになってと、昭和の時代から日本人は大きな目標を目指して頑張ってきたのですが、例えば冷蔵庫や洗濯機、テレビも今では当たり前だし、海外旅行も行きましたという時代になって、消費欲が減退してきているからです。

それでも、景気を良くするために当面の間、消費を促進させなければならないとしたら、やり方はあるんです。

 

例えばわが家の場合、もうほとんど物は買いません。

その一番の理由は、家の中が一杯で置く場所がないからです。
これはおそらく日本全国の家庭で同じようなことが起きているはずで、なぜなら、皆さん自分の住んでいる家に入るだけのものを買ってしまうのは、たぶん人間同じ傾向があるからです。

だから、家具を新しくしたいとか、ソファーを買い替えたいとか、皆さん思っているけど、それができないのは、今あるものを捨てられないから。

昨今、ごみを出さないのが美徳のような風潮が一般的になってきていますから、ごみが捨てられない環境にあるのです。

おそらく日本中共通の課題として。

だったら、「粗大ごみを無料で引き取りますよ。」ということを地域の行政が大々的に宣伝すれば、かつてのように粗大ごみを気楽に捨てられるようになりますから、家の中の不要なものが無くなって、何か買おうと思うようになりますし、ごみ処理にはお金がかかりますが、その処理費用を補助金として国が出してあげれば、商店街の売り上げアップのために補助金をばらまくよりもずっと効果的になります。

また、家の中に入りきらないというのであれば、家を大きくできればよいわけですから、建ぺい率や容積率をちょっと緩和しさえすれば、今住んでいる土地さらに大きな建物が建てられるということになりますから、建て替え需要だって増えるんですが、とにかく、そんなにお金をかけなくったっていくらでもやりようがあるんですね。

 

とまあ、頭の中でこんなにいろいろなことを考えてしまうのですが、それはなぜかというと、風邪でうなされているから。

もう10日近くになりますが風邪がくすぶっていて、夜な夜なうなされている状態にありますから、そういう時っていろいろなことを考えるわけで、だとすれば病気もまあ良いものです。

 

とはいえ、こう寒くては体調を崩される方も多いと思いますので、皆様はどうぞお体にご自愛ください。

 

私はあと3日で完治する「予想」ですので、どうぞご心配なく。