世界中が注目していたフランス大統領選挙が終わりました。
国民戦線のルペン候補がもし大統領になったら、アメリカに続きフランスも自国第一主義になってしまうということで世界中が注目していましたが、終わってみれば倍近い得票数でマクロンさんに決まりました。
国際経済もほっとした様子でしたが、考えてみたら国民投票のような直接民主主義は、いろいろ危険な要素を含んでいるようですね。
アメリカの大統領選の時もそうでしたが、インターネットで風説の流布が起こると、ワーッと支持率が上がったり下がったり。今回もあったようですが、考えてみたら18歳の女子高生と、40代50代の社会人と同じ一票ですからね。芸能人の人気投票のように、その時の気分で意見が流れてしまうようなことが起こりますから、最後までわからないわけです。
イギリスのEU離脱もそうでしたし、スコットランドの独立もそうでしたが、本当にわからない。
もともと民主主義というのは、古代ギリシャの、少人数で構成されていた国家で始まった制度のようですから、今の時代に合わなくなってきている部分もあるのかもしれません。
私は政治家ではありませんので、あんまり言うと、「お前は立候補する気か。」と言われかねませんから、これ以上深いお話はしないことにしますが、でも、すぐ次に迫っているのがお隣の国の大統領選挙ですから、やはり気になりますね。
熱しやすく冷めやすい国民性があるように見えますから、ワーッと盛り上がっているうちは良いけれど、「あいつは悪い奴だ。」と誰かが言い出せば、大統領経験者を投獄したり、現職の大統領さえも引きずりおろしてしまうような政治が続いています。
そういう国民性の国が、大統領選挙でテーマソングを熱唱したり、みんなで踊りを踊ったりしている姿を見ると、なんだかポピュリズム一歩手前のような気もしないでもありません。
日本を排除する政策を50年も続けて来た国としては、学校教育が「日本は悪い国だ」と教えてきたわけで、それが50年も国の政策として続いてきているのですから、今の大統領候補者も、子供のころからずっと学校の先生から「日本は悪い国だ」と教えられて大人になった人たちですから、誰が大統領になったとしても、私たちにとってみたら大差ないような気がします。
数日後には結果が出るものを、今から予想するのも愚かな行為ですからやめておきますが、自分たちの内輪の都合を最優先にして唯我独尊を貫いてきたことで、今、世界中から浮いてきているということをできるだけ早いうちに誰かが教えてあげないといけないという危惧は抱いております。
ウリナラ・ウリマル・ウリピヘンギ
(私たちの国、私たちの言葉、私たちの飛行機)
若いころそういう社会に身を置いた私にとっては故郷のひとつなものですから、気になるというのが本音です。
隣人に幸あれ。
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