あたり前の景色



私が住んでいる佐倉市の景色です。
今、ちょうどチューリップ祭りが開催されていて(26日まで)、京成電車の車窓からもこの景色が見られます。
先日この写真を撮影して、Facebookに載せましたら、皆さんから「いいね」をいただいて、とてもご好評をいただきました。
私の古い友人からは、「ハウステンボスみたい。」などとうれしいコメントをいただいたんですが、私としたら意外だったんです。
私は佐倉市民になってからもうじき25年になりますが、風車とか、チューリップとか、あたり前になっている景色なんですね。
確かにきれいだけど、「きれいだね。」と思う程度で、それほど感動がないんですね。
人間は自分のことになるとなかなか気づかないとはよく言ったもので、佐倉は観光地としての資源がたくさんあるところだってことが、あらためて意識しないとわからなくなっているんです。
そう考えて、今日は、カメラを持って、いすみ鉄道沿線の「あたり前の景色」を撮影してみました。


御堂の前の踏切に差し掛かるムーミン列車。
後ろの山の竹の若い葉が風に揺れています。
田植えを終えた田んぼのむこうを、水面に影を写しながら小さな列車がゆっくりと進んでいきます。

私にとっては、この景色もあたり前の景色なんですが、まだ6年のよそ者ですから、こうして景色を切り取ってみる気になるというもので、地元の人だったら、カメラを構えて写真を写すということすら気づかないのではないかと思います。
でも、東京から1時間で空がこんなに大きく見えるところは、他にはなかなかありませんよね。
こういう気付きをいただくのですから、佐倉市に住んで、いすみ鉄道沿線で仕事をしている私は、本当にしあわせ者です。
千葉県は最高に素敵なところなんです。
どうですか、皆さん、日本人に生まれてよかったでしょう。
日本の田舎って、とても素敵でしょう。
そう思う方は、今度の日曜日、統一地方選の後半の投票日ですから、しっかり投票に行きましょう。
日本は、田舎があってこその良さがあるのです。
田舎なくして、日本は成り立たないのですからね。