本日のいすみ鉄道

本日のいすみ鉄道です。
沿線には菜の花がだいぶ咲き揃ってきました。
今年は少し咲きが悪いのが残念です。

列車もこの通り、満員です。
混み合う時間帯の列車は2両編成にしているのですが、それでもかなり混雑しています。
せっかくいらしていただいたお客様には申し訳ないのですが、この時期はどうぞご容赦ください。

キハ52が先週から復活し、同時に相方のキハ28のヘッドマークも新しくなりました。
このヘッドマークは、昭和45~46年ごろまで使用されていた大型のタイプ。
差し替え式で「うち房」にも「犬吠」にも「水郷」にもなります。
いすみ鉄道のヘッドマークは、基本的には土曜日が「夷隅」で日曜日が「そと房」。祝日などの運転日はヘッドマークなしですが、朝から雨が降ったら「雨の日スペシャル」で、サプライズがありますので、こちらもお楽しみに。


国吉駅も、列車が着くとこんな感じで賑わっています。
カケス団長が販売する「タコ飯弁当」も早い時間に売り切れになりました。

12:58に急行列車が到着。
車内はレストランのお客様で満席で、その様子をホームで見ていた観光客のお客様が、
「ねえ、これがテレビでやってたレストラン列車よ。すごいお料理ねえ。」
「本当、乗ってみたいわねえ。」
と、羨望の眼差しで見つめていました。
そのレストラン・キハの車両の足元をふと見ると、ここにも菜の花が咲いています。


去年どこからかこぼれた種が、流されずにしっかりと花を咲かせたんですね。
根性菜の花です。
フーテンの寅さんのテーマソングの一節にある
「ドブに落ちても 根のある奴は いつかは蓮(はちす)の花と咲く」
という歌詞、覚えていらっしゃいますか?
味わいがある良い歌詞だと、私は思います。
こういう国鉄形車両が走っていると、旅の途中の寅さんが、ふらりと列車から降りてきそうな、そんな気がしてなりません。

今年は平成27年。
昭和は遠くなりにけりですね。
でも、いすみ鉄道には今でも昭和がいっぱいです。