おめでとう 勝浦タンタンメン


数日前になりますが、11月12日の千葉日報の記事です。
勝浦のB-1グルメ、勝浦タンタンメンが、先週末に愛知県豊川市で開催されました全国大会でみごと第3位の栄光に輝きました。
素晴らしいの一言です。
このB-1グルメは、会場で食べた方の投票で順位が決まるため、1杯1杯手がかかるラーメンなどの麺類汁物系よりも、モツ煮や焼きそばなど、大量に調理してお皿に盛るだけのバルク系の方が、時間当たりの商品供給量が多くなりますので、投票数を稼ぐにはラーメン類は不利と言われていますが、タンタンメン船団の調理レシピと戦略でその部分を克服して、みごと第3位の栄冠を勝ち取りました。
タンタンメン船団の皆様方のチームワークと手際の良さ、そしてプロ根性を見せていただいた気がします。
9月に勝浦で行われましたB-1大会。そしてその後の熊本、そして今回の豊川での全国大会と、勝浦から道具一式を積んでの全国行脚はさぞかしご苦労が多かったと思いますが、本当におめでとうございます。
そしてお疲れさまでした。
実は、数年前に勝浦がタンタンメンで町おこしをするという話を聞いた時、私は正直申し上げて、「どうしてB級グルメなんだ?」と思いました。
それは、外房の漁港である勝浦は魚介類を中心とした高級食材の宝庫で、A級、S級のグルメで十分勝負できる土地柄なのに、どうしてわざわざB級グルメを開発して勝負しなければならないんだと疑問に思ったのです。
もっと簡単に言えば、1人前2000円、3000円、いや、それ以上の客単価で勝負できる地域で、1人前1000円しないようなB級グルメを提案すると、街全体の売り上げが下がるのではないか、と、そう思っていたのですが、実際に勝浦タンタンメンがここまで全国区になると、それと同時に外房・勝浦の名前も全国区になるわけで、つまり、B級グルメの展開は、地域の広告塔としての役目と、新規顧客の開拓をしていることになるんですね。
そう、名物の朝市や高級魚介類をお目当てに勝浦へいらっしゃるお客様は、もうすでにいらしているわけで、実は頭打ちになっている。
だから、それを肌で感じている地元の青年部の方々が、一生懸命新規顧客の開拓をして、今まで勝浦を知らなかった方々、勝浦に来ることがなかった特に若い世代の皆様方が、勝浦に足を運ぶようになったんだと思います。
そして、何年にもわたって、地域のリーダーの皆様方が、おそらく長老たちにはいろいろ言われたのでしょうけど、結束して、タンタンメンを世に送り出す努力をしてきたということを、近隣各地域の皆様方は良く見極めて、理解しなければならないと、私はそう思うのであります。
実は、いすみ鉄道を支えてくれている旧夷隅郡とは、大多喜町、いすみ市、御宿町、そして勝浦市の行政区域になりますから、線路は経由していませんが、いすみ鉄道と勝浦は切っても切れない関係にあるのです。
だから、自分のことのようにうれしい今週のビッグニュースなのです。
水野先輩、船団の皆様、本当におめでとうございました。