夷隅のテルマエ・ロマエ

まるで江戸時代からタイムスリップしてきたかのような風貌で、ときどきいすみ鉄道の国吉駅に出没する彼を見て、私は「テルマエ・ロマエ」と呼んでいます。
彼とは、陶芸家の小孫哲太郎氏。
その小孫氏が札幌の三越で個展を開いていると聞いて、是非応援しようと思い、ふらっと札幌へ行ってきました。
なぜ応援しようと思ったかというと、2つ理由があって、1つは、小孫氏はいすみ鉄道の応援団に入っていて、いつもいすみ鉄道を応援してくれているから。
もう1つは、地元ではほとんど価値をわかってもらえないけど、実は全国区で、地元以外にたくさんのファンがいるという点で、どこかのローカル線ととてもよく似ているから。
だから他人事ではありませんので、札幌まで顔を見に行ってみようと思ったのです。
陶芸家の小孫氏は、私が見るところ、なんだかものすごく才能を感じるのですが、その作品たるや、近世ヨーロッパのガウディ建築のような、それでいて東洋的で、和がちりばめられていて、アーティストとして私はとても将来性を感じるのです。
札幌の三越といえば名門ですが、そんなすごい百貨店の展示場にはひっきりなしにお客さんがいらしてて、小孫氏が自ら作品の説明をしていましたが、やっぱり作者から直接お話を聞かれるなんて、すごいことですから、皆さん感激されていました。
テルマエ・ロマエにはぜひ頑張ってもらいたいと思います。
「今度、正月の餅つきと節分の時にまた赤鬼やってね!」
そういえばお分かりになる方もいらっしゃるでしょう。その彼です。



[:up:]この壺良いでしょう。高くて手が出ません。

[:up:]カップ&ソーサー 本日の私の一番のお気に入り。でも、こちらもちょっと手が出ませんでした。残念。

[:up:]購入したのはコレ。焼酎入れて今夜から使います。
小孫氏の作品は、アートとはいえ、使ってこそ価値が出ると思います。
10年後には数百万の値が付いていますよ。きっと。
この個展は11月5日まで。
お近くの方はいらしてみてください。
(っても、このブログの読者で誰か近くの人はいますかね???)