昭和の情景シーン 再現

いすみ鉄道は昭和の汽車旅をお楽しみいただけるローカル線です。
でも、昭和といっても64年も続いたわけですから、どのシーンを再現するかに的を絞らないと、何だか得体の知れないものになってしまいます。
そこで、私がいすみ鉄道でテーマにしているのが基本的には昭和40年代。
それも大阪万博が開催された45年からSLが全廃となった50年ごろまで。
今思えば、ある程度ハード面が豊かになって、ソフト面に移行しようとしていたこの時代が一番良かったような気がするからです。
その時代が私の原点であり、今の日本人の原点でもある気がします。
その時代の鉄道シーンが、原風景だと思うからです。
日本人が、とりあえず衣食住に事足りるようになって、レジャーやレクリエーションなどという言葉が一般的になったのもこのころ。
別に外国なんか行かなくても、汽車に乗って家族で遠出するだけで十分に楽しかった時代。
駅弁何て高級品だったから、家族旅行では決まってお母さんが作ったおにぎりを汽車の中で食べていたころ。隣の席の人が食べている駅弁がとてもおいしそうに見えて、いつかあれを食べてやろうと思っていた時代です。
そんな時代にターゲットを絞って昭和40年製のキハ52を導入して展開しているのが「いすみ1965」計画です。
昭和40年製のディーゼルカーが登場してから5年ぐらいしてちょうど世の中になじんできたのが昭和45年。
先輩格の10系もまだまだ主役として活躍していましたし、場所によっては蒸気機関車もごくあたりまえだった時代。
ボンネットバスもオート三輪もまだ普通に活躍していました。
そのころの時代に的を絞って展開しているのがいすみ鉄道の昭和の世界。
乗車券も急行券もその時代のものを再現しているのです。
悪口をいう人は、「社長の趣味だ!」というのも当然ですが、共感していただける人がある程度の人数いらっしゃれば、いすみ鉄道のような小さなビジネスは成り立つわけです。
ということで、昭和の情景シーンを今度も拡大していくために、いすみ鉄道では「車両オーナー」、「サポーター」を募集しています。
当面の展開としてはキハを3両にするのが私のビジネスプランです。
ご賛同いただける方は、いすみ鉄道のWEB SHOPからどうぞお申し込みください。
すでに会員になられている皆様には、そろそろ更新のお願いをする時期に来ています。
近日中にメールで更新をお願いいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
捨てる神あれば拾う神あり。
昔の人はよく言ったものです。
みんなで昭和の鉄道を再現するために、いすみ鉄道にご賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。