いすみ鉄道発 ニッポンを元気にするニュース!

「焼け野原にキラキラ輝くジュラ電ロクサン」
これ、木原線と同い年の私の母が女学生だったころの話。
何のことだかピンとくるあなたは筋金入りの「鉄」
おそらく90%以上の日本人が理解できない日本語だと思いますので、一応解説しますと、
「空襲で焼け野原となった東京に、戦争が終わって不要になった航空機の機体に使うジュラルミン(金属)を使って製造された63型という電車が、ピカピカの車体を輝かせて走る姿が、当時のくすんだ世相の中で、ひときわ輝いて見え、復興のシンボルとして日本人の心に残った」ということ。
この63型電車は、20メートル4扉という通勤電車の車体規格の元祖で、60年たった今でも、車両設計の基本となっている輝かしい車両なのです。
(またややこしくなるので、この辺で止め!)
さてさて、私の母の時代は、ジュラ電ロクサンが人々に希望を与えましたが、平成23年の今、人々に希望の灯をともすのは、まぎれもなくこの昭和の頑固オヤジ。

そう、いすみ鉄道のキハ52であります。
当年とって46歳。
人間で言ったら100歳近いかもしれないけれど、まだまだ現役。
汽笛を鳴らして、房総半島の里山を走る姿は、元気だったころの日本の姿そのものです。
昭和の鉄道の姿を再現することで、復興のシンボルとして皆様のお手伝いができればと考えています。
そいうことで、本日、ホームページで運転時刻を発表しました。
いらっしゃいませんか?
いすみ鉄道へ。
黄色いムーミン列車も、シンプルで可愛い人気者です。
いすみ鉄道のキハ52は4月29日、「昭和の日」の運転開始。
4月29、30、5月1、2、3、4、5、7、8日の運転です。
以前に予定してました4月29日の招待運転は行いません。
29日の急行1号からご乗車可能です。
ただし、乗車定員制ですので、乗れなかった人は見るだけでご勘弁ください。