夷隅地域農業の活性化を考える意見交換会

本日はいすみ市内で夷隅地域畜産連絡協議会が主催する、「夷隅地域農業の活性化を考える意見交換会」 が開催されました。

写真は、ご挨拶をいただく同会の村石会長さん。
私は、ありがたいことに講師として招かれ、いすみ鉄道の現状と今後についてのお話をさせていただきました。
最近では、各方面から講演のご依頼を受けまして、時間があるたびにいろいろとお話をさせていただく機会をいただいておりますが、地元でこのような形でお話をさせていただくのは初めてでありまして、なおかつ相当ハイレベルの偉い方々がたくさんお見えになっていただいておりましたので、かなり緊張いたしました。
私の頭の中は、あまり難しいことを考えることができない構造になっていますから、私の話の趣旨もアカデミックなことは一切取り上げず、いつものように 「どうしたら地域が元気になるかを考えた時に、鉄道と共通の問題がいっぱいありますよ。」 という形でのお話をさせていただきました。
「自分たちが持っている宝物に、地元の人たちは気がつかない。それなのに、気が付いているよそ者の意見は聞こうとしない。だからどんどん衰退していく。食い止めるためには、気づいた人が声を出すんだ!」 と、こんな感じです。
最近では、全国各地で町おこしや村おこしなど、地域振興が行われていますが、どういうわけか、どこも皆同じようなやり方で、あまりうまくいっていないところもあるようですが、いすみ鉄道の取り組みというのは、国吉地区の応援団の方々に見られるように、鉄道を媒体とした町おこしと見ることができるようで、そのことがおそらく各方面からご注目いただいている理由だと思います。
しかしながら、いすみ鉄道は、いわゆる Hand to Mouth 状態ですから、全国から注目を浴びるような状況ではありません。
日々の物販売り上げが勝負の状況が続いているのが現実ですから、存続決定後、最近急速に冷め始めた(ように見える?)沿線住民の皆さんのいすみ鉄道に対する「熱」を何とか維持していかなければならないのです。
今日の朝日新聞にも、いすみ鉄道存続のためのチャリティーカラオケ大会も役目が終わったので今年で終わり、何て出てるしね。
気合いを入れないと、大変なことになりますよ、皆さん!