皆様にお知らせいたします。
本日開催されましたいすみ鉄道再生会議におきまして、いすみ鉄道の存続が決定いたしました。
たくさんのご声援をいただきましてありがとうございました。
ただし、この存続決定にはいくつかの条件がございます。
[:down:]以下、いすみ鉄道再生会議報告書より抜粋です。
いすみ鉄道の長期収支見込みでは、存続決定後も、会社・地域住民・自治体が一体となった活性化策への取り組みが継続されることを前提としており、今後もいすみ鉄道が存続していくためには、各関係団体において、活性化策を確実に実行していくことが必要になります。
1:会社の経営努力
鉄道の運行面や売店業などいわゆる上部については、会社が責任を持って経営に当たること。会社においては長期収支で見込んだホタルウォッチングトレイン等の企画列車の運行や、グッズ販売などの活性化策による増収額及び経費節減額を確保することが求められますが、これが確保できない場合、新たな経費削減策を実施するなど、上部損益の収支を均衡させる身の丈にあった経営が求められます。
2:地域住民等による利用促進・支援
今回の旅客運輸収入の見込みに当たっては、地域住民や沿線高校の生徒による利用が、検証期間中と同程度で推移していくことを前提としているため、存続が決定した後も引き続き利用していただく必要があります。
また、現在、いすみ鉄道では、大多喜高校やいすみ鉄道友の会、いすみ鉄道応援団といった各種団体により、駅舎の清掃や車内コンサートなど様々な支援をいただいており、今後もこうした活動が期待されます。
3:自治体による支援
平成20年度に創設した上下分離方式の考え方による新たな補助制度により、線路や橋梁等いわゆる下部の維持管理費用については県及び地元市町が責任を負うこととなりましたが、鉄道が今後も存続していくためには必要不可欠な支援であり、県及び地元市町で協調して実施していく必要があります。
4:まちおこし
イベントなどの開催が鉄道の利用促進に直結することから、会社、地域住民、自治体が一体となってまちおこしに取り組んでいくことが必要です。いすみ鉄道自体が、いすみ地域の貴重な観光資源であり、沿線以外の近隣地域への波及効果も期待できます。
(いすみ鉄道再生会議報告書より)
今後ともいすみ鉄道に引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願い申し上げます。
なお、社長としての私のコメントはホームページに掲載しておりますので、ご参照ください。
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